三井住友カードが上限12,000円までの20%還元キャンペーンをやっている。
これはつまり60,000円使えば12,000円戻ってくるという話だ。2020年1月まで。
そんなうまい話があるかな、と思っていたけど、調べるとどうやらマトモなキャンペーンのようだ。各社の20%還元と併せて俯瞰すると、大まかに以下の流れと思われる。
2018年11月(ちょうど1年前くらい) PayPayが100億円還元
2019年1月 LINE PayとPayPayがシノギを削って20%還元
2019年5月 各社が20%還元に続き出した(例:ドコモのiD払いとか)
2019年6月 三井住友カードが20%還元を開始 ←今回これ
2019年7月 各社が20%還元を縮小し始める
2019年8月 ↑ に乗り遅れた三井住友カードは20%を継続している
2019年11月 イマココ
2020年3月 ↑の三井住友カードが20%キャンペーンを手仕舞いする
要は、手堅い三井住友カードが各社の20%還元を様子見しすぎて、乗り遅れて遅咲きで始めたキャンペーンの残滓が今だに存在している状態とみて良いだろう。
しかし、各社の20%還元はとっくに終わっているわけで、シノギを削りすぎたLINEとヤフー(というかPayPay)が統合なんて話になっている現在(2019年11月)において、今後20%還元が出てくるとは考えにくい。
報道は「スーパーアプリ」のための統合 なんて言っているが
個人的には、これは単に20%還元で身を削りすぎた両社の歩み寄り(+ソフトバンクつまり投資集団 の思惑)だろうと思っている。
※ ついでに言えば、LINEは「ものすごく使いやすいメッセージアプリ」としてスタートし、そのコンセプト(ユーザー視点)は崩さないまま今のLINEアプリを作り上げてきたのに対し、ヤフーは(悪名高いヤフオクはじめ)ユーザーサービスは最悪だから、この合併が簡単にいくとも良い効果をもたらすとも正直思えない。
で、今後は
・各社の20%還元の波が再び来ることはまず無い
・消費増税のオタメゴカシ対策(ポイント還元)も2020年6月で終わるし
・2020年6月以降、消費は冷えまくり
・とくにオリンピックが終わった後が最悪の景気になる
と思っている。
という中で唯一「やっちまった」感の遅咲き20%還元がこの三井住友カードの20%還元キャンペーンだろうと思っている。 これは利用しない手はない。
還元対象は「新規に(三井住友の)クレジットカードにご入会」した会員。
今まで三井住友カードは作ったことがないから大丈夫、と思っていたら以前作ったAmazon Goldカードが三井住友だった。
これでは20%還元の対象にならないのか?
分からないから、電話で聞いてみた。
<結果>
AmazonGoldカードとは別物
・Amazon Gold カードを持っていても今回のキャンペーンには影響ない。
・Amazon Gold カードは(三井住友が扱ってはいるが)三井住友カードブランドとは別物だから。
・Amazon Gold カードを既に所持していても、例えばMITUI SUMITOMO VISAカードを新たに作れば今回の20%還元の対象になる。
対象になる決済
・クレジットカードとしての決済は全て20%還元されるとのこと。つまり、例えばこのカードで公共料金や電気代の支払いをしても20%還元ということだ。これは良い。
電子マネー決済も対象
・さらには付属の電子マネーiDでの決済も還元対象になるとのこと。当面の支出をこのカードに全て集約すれば良さそうだ。
2枚発行が可能
・ついでの情報としてMITUI SUMITOMO VISAカードは、VISAブランドとMasterCardブランドの両方で作ることができて、それぞれの発行で20%還元を受けられると教えてもらえた。「遅咲き20%還元」の割には太っ腹。それだけガメつく儲けているのだろう(三代財閥だし)。
・ちなみに年会費は(2枚発行でも)1枚分=年間1,500円くらい とのこと。
2枚発行で最大24,000円の還元になりうる
・更に例えばブランドを変えて(VISAとMasterCardそれぞれで)発行することで、20%還元の対象になる期間をズラすことができるとのこと。
例えば
VISAブランドで2019年11月に発行した場合 → 2020年1月末までの利用が対象
MasterCardブランドで2020年1月に発行した場合 → 2020年3月末までの利用が対象
となるから、2枚発行すれば12万円の利用で24,000円が帰ってくる計算だ。
正直、クレジットカードを増やすのは好きじゃないが、このキャンペーンは利用しても良さそう。2枚発行して来年3月に両方解約することにする。6月からの不景気にも備えないと。