min117の日記

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楽天UN-LINIT2.0「全国どこでもデータ・通話使い放題2,980円」の契約を検討する

楽天UN-LINIT2.0を検討した。結論から言えば契約する。既に2020/9/5に申し込みを済ませ到着待ち

楽天モバイル 検討した結果>

契約することにした。期待値が高い。

 ① 1年間無料

 ② 解約が無料

 ③ 使い放題なうえに最低速度制限が1Mps

 ④ MVNOではなくMNOが増えるのは今しかない。

 ⑤ 今契約してしまえば月額2,980円から変わることはない楽天が契約内容を一方的に変えることはできない)

 ⑥ 総合的にみてプラン2,980円は安い。

 ⑦ 楽天の決算を見ると投資に傾いている(会社が損してでも利用者獲得に走っている)

 ⑧ インフラ(次世代通信システム5G)はおそらくSDN(Software Designed Network)

 ⑨ 仮に楽天倒産してもどこかが引き継ぐのは間違いない(⑧のインフラはそれだけ高く売れるとみた)

 

今後の検討

 ・スマホ同時購入特典(20,000ポイント還元)を使うかは最後まで迷った → 使った(OPPO A5 2020を選択)。

 ・獲得した楽天ポイント20,000pt(期間限定)の使い道の検討

 ・購入したスマホを売りたい → メルカリで出品してみる 

 

 

 以下、検討の詳細。

① 1年間無料 ② 解約が無料  ③ 使い放題なうえに最低速度制限が1Mps

これは破格。①②よりも③がすごい。やっちゃってる感。MVNOではなくてMNOなのに2,980円で4G回線を使い放題なうえに最低速度制限1Mbpsもある(さらに通話量が無料)。これは他にはない。おそらくこれからも出てこない。

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なぜか。

 

まず、MNOとは「docomoauソフトバンク」の3社のこと。自社で回線を持っている。

 

これに対しMVNOと言われる格安携帯業者(例えばUQモバイルやYahooモバイルやLINEモバイル)は、自前では回線を持っておらず、MVOの3社から回線を借りているだけ。

 

で、今回の楽天というとMNOである。「docomoauソフトバンク」に続いて、4社目のMNO(自社回線のあるキャリア)になるわけだ。

 

MVNOではなくMNOが増えるのは今しかない 

MNOになるには総務省から電波の割り当てが必要で、そう簡単にはOKが出ない。例えば、かつてソフトバンクは(プラチナバンドと呼ばれる)新たな周波数帯の割り当てを総務省からもらうのに、相当に手間取った

www.softbank.jp

 

周波数帯すら渋る文化の総務省が、今回新たに通信会社の立ち上げにまでOKを出したのは、政治的な事情がある。現在の政府と総務省(消費税10%増税の負担感をごまかす目的で)携帯電話料金の値下げを各社に要求している。

 

「MNOが増えて競争が促進されれば携帯電話料金は値下がりする」「そうすれば消費増税の目くらましになるという打算があって、楽天MNO参入にOKを出したのだろう(要は政治的なパフォーマンスだ)。そんなことより消費税下げろよと思うが。

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news.yahoo.co.jp

 

これはつまり、そういう政治的背景がある時期でなければ、MNO自体が増えるというタイミングは無いということ。「新たな携帯電話会社(MNO)」ができるという、10年に1度くらいしかこないタイミングなわけだ。

 

そんな背景で参入した楽天としては(MNOとしての)体制を整える必要がある。

端的には2点だ。

 ・顧客を一定数獲得すること

 ・ある程度(少なくともMVNOよりは)安定したインフラを提供すること

そうしないと総務省に対して示しがつかないから。

 

そのためにはまず自腹を切ってでも顧客を獲得する必要がある。他の競争相手と違ったお得なプランを打ち出さなければいけない。

 

競争相手である他のMNO(docomoauソフトバンクを見ると、5GBを超えようものなら月額6,150円+消費税10% もかかる。ここよりは当然安くしないといけない。

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他のMVNOUQモバイルを見てみると、月額2,980円もだせば月に10GBまで使えるうえ超過しても1Mbpsでの通信を保証している。

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楽天としてはコレと競争できるプランが必要になる。

 

つまり、楽天はMNOなのに価格ではMVNOと競争しないといけない。だからMNOなのにこんな破格のプランを出してきたわけだ。
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品質について言うと、楽天の「自前」回線の範囲はまだ首都圏だけで、ほとんどの都道府県では他の回線(au回線)を借りている。だから現時点ではまだ品質はMVNOUQモバイル)と同じでしかないが、楽天はMVO業者なので今後自社回線を各都道府県に広げていく。そうすると品質では(MVNOであるUQとは)確実に差がついてくるわけだ。

 

そうなったときにMVOの回線を月2,980円の使い放題で使える」という契約は、確実に割安になる

 

⑤ 今契約してしまえば月額2,980円から変わることはない

この契約を今しておけば、後から楽天が一方的に変えることはできない。だって「契約」なんだから。

 

契約(双務契約)の内容を、契約の一方(楽天)が他方(利用者)の同意なくして勝手に変えることはできない民法の大原則だ。これはつまり、MVOである楽天と、格安な内容で契約できる絶好のタイミングが今(しかない)というわけだ。

 

これが仮にUQモバイルとの契約だと話が違ってくる。彼らは「月2,980円で10GB」と格安でお得な内容を今は謳っているが、自社回線のないMVNOなので、例えばいきなり「回線を(MNOから)借りるのヤーメタ。通信業から撤退しまーす(とみせかけます)」ができてしまう

 

だから今後(例えば5Gでの高速化を名目に)UQが携帯電話料金を値上げしたいと思ったら、いったん会社を畳んで別の名前に会社を衣替えし、新たな(値上げした)携帯料金で再度利用者に契約させることができてしまう。契約内容は(民法の縛りで)一方的に変えられないけど、会社を畳む(と見せかけて別名で復活させる)ことで利用者の同意なく一方的に値上げできてしまう。回線を他から借りている身軽なMVNOだからこそ為せる技だ。

 

ところが楽天はこれができない。MNOだから。こちら(=利用者)が一旦「2,980円/使い放題/5GB/超過時も1Mbps保証」の契約をしてしまえば、こちらが契約を解約しない限り、その内容でサービス提供し続けなければいけない状態になっている。これを契約できるタイミングは今しかない。MNP提供する4Gの使い放題回線(しかも1Mbps保証)を契約する絶好の機会なわけだ。

⑥ 総合的にみてプラン2,980円は安い

ちなみに3G回線は(まだケータイが二つ折りだった時代からあったが)、iPhone3Gの発売とともに2010年頃から整備されいまだに続いている。完全終了は2025年頃だろう。つまり、3Gという回線だけでも15年も続いたことになる。同じように4G回線も15年は続くだろう。

 

他方、携帯電話料金は今後どんどん上がっていく。ほどなく5Gが出てくる。月額3万円とかリアルにありえると思う。政府がどんなに「携帯電話料金を下げよ」と言ったって下がるワケがない。政治的なパフォーマンスで一時的に料金値下げを騒いでみても(それより消費税下げろよ)、これが続くことは絶対にない

 

そんな中で、これから15年も続く4G回線(しかも1Mbps保証)を今契約してしまえば、今後どんなに携帯料金が上がろうが、月額2,980円で使い放題が保証されるということだいろいろと歴史が動くタイミングなわけで、契約には絶好の時期と判断した。

 

続く。

楽天の決算を見ると投資に傾いている

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⑧ インフラ(次世代通信システム5G)はおそらくSDN(Software Designed Network) 

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⑨ 仮に楽天倒産してもどこかが引き継ぐのは間違いない

紹介コードを入力して契約すると2,000ポイント還元される(1コードにつき5名まで)。

紹介コード BabQiYkx4i8g

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