min117の日記

初期desireもち。趣味Mac,メインFedora,仕事xp。

dポイントに交換すると +15% のキャンペーン

dポイントに交換すると+15%になるキャンペーンをドコモがやっている。

dpoint.jp

 

各種ポイントサイトは元より電力会社や銀行のポイントまでもdポイントに交換できるうえ、プラス15%になるという。

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コロナの状況下にあってポイント事業だけが好調なドコモが自分のマーケット(dポイント経済圏)に人を取り込もうという思惑があるのだろう。「ポイント=金融事業」であって本業の通信(の改善)はどこへやら、経済圏の拡大ばかりに力を入れている。

 

国の政策の相似形。地道な経済の芽(下地になる産業や基礎研究)を育てず目先の「カネ」だけを優先してきた社会(新自由主義の蔓延した社会)にあっては、「カネ(らしきもの)」だけが優先される。

 

基礎や土台を疎かにしているから、コロナのような本当の危機において、しなやかに粘り強く耐える経済を作ることができない。危機に耐える本業が育ってないからとにかく目先の「カネ」「ポイント」が最優先される

 

結果として、GoToのような小手先の政策がまるでマトモな「経済対策」かのように報じられる。本当の「経済」対策は、あんなものではない。地べたの「生活」を下支えしてこその経済対策なはずで、GoToのような政府自民党ほか一部の人間のための税金の中抜きキャンペーンなどでは断じてないだろう。 

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しかし、この流れを止めることは容易ではない。そんな政策政党を国民が(選挙で)是としてきたから。目先のポイントさえ取れれば、全体として基礎が育たなくてもどうでもいい、というのが現在の社会だ。

 

で、そんな社会がどうなるかというと、強権的な集約が進む。そう思う。つまりは「カネのある一強」になっていく。

 

具体的にいえば、例えばマイナンバーカード(マイナポイント)の普及のために、国がNTTを国営企業に戻して、マイナポイントをdポイントに無理やり統合するようなことが起きると思う。

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www.tokyo-np.co.jp

 

富の生産の根源であるヒトが育ってないから、既に生まれた富をなんとか一ヶ所にかき集めて、それでやっていくしかない。ドコモのこのキャンペーンはその縮小版のようだ。

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数年後、国がこの方向に具体的に進むだろう。「一億総○○」を看板に集約と我慢を強いる。それに文句を言うやつは強権で吊るしあげる。玉砕(例えば円の暴落)はまだ先だろうが、そうなるまでは、この愚かな「目先カネ社会」は続いていく。

 

対応の方向性は2つ。

①「 基礎が大事だ。土台を育てよう。目先のカネに飛びつくな。GoToなど茶番だ」と反対の声を上げる。

②「基礎なんてどうでもいい。とにかく今はカネだ。自民党についていく」と今の政治に賛成の声を上げる。

 

①がマトモな社会だが日本では支持されない②ばかりが進む

 

②が現実として今後さまざまな「力の集約」進んだときに、生きる基礎を失わないように準備しおく必要がある。例えばこのくだらない「ポイント」制度にも慣れておく必要はある。

 

今回のドコモのキャンペーン(他社のポイントを全て自社のdポイントに集約させる動き)のような、「富を集約」させる動きがあったときに、そこにアンテナを立てておいて、集約させたがる側(ドコモ)がどんな動きをするのか見ていく。

 

ポイントは15%上乗せとなる。つまり、ドコモは自腹で15%分を上乗せしても「集約」にはそれに勝るだけの価値があると見ているわけだ。

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 付与されるのは期間限定dポイント。つまり利用期間の限られた交換価値であって、それがない現金より遥かに価値が劣る集約(力の集中)の代わりに与えるのは、期間の限られた僅かな利用価値に過ぎないというわけだ。

 

ただ、dポイントは期間限定であってもメルカリで使える

min117.hatenablog.com

 

アベノミクスのせいで実質給与が減ってみんな貧しくなっているから、メルカリのような中古で交換する市場はこれからもまだ伸びるだろう。その市場でdポイントを使えるようにしたのはドコモとしては「アタリ」の経営判断であって、dポイントが勢力を伸ばしている主因はここにあると思う。

 

逆にいうと「中古すら買えない」くらいに皆に貧しさ・苦しさが行き渡れば(コロナもあるしこの波は間違いなくくる)メルカリどころではない。その端緒は既にある。

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news.goo.ne.jp

 

そうなればdポイントも急速に価値を失う。つまりdポイントはドコモが作りだした架空の交換価値であって、持っていても生きる上ではほとんど意味がない

 

だから、dポイントを貯めることには全く意味がないが、dポイント(のような架空の交換価値)をどう扱うか、その扱いに慣れておくことには意味がある。 

 

今回は、電力会社や銀行のサイトで使わないまま期限切れになりそうなポイントを、dポインに集約して使い切るべくこのキャンペーンに乗ることにする。

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電力会社のポイントは全くと言っていいほど利用価値がないのでこの際dポイントに変えてしまうことにする。中国、東北、四国電力は交換対応するようだ。

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この交換をもってドコモ側に「自分が使っている電力会社」の情報が知られてしまうので、将来NTTが国営化されたときに、その情報が国に流れるマイナンバーと口座と電力会社が紐づけられる=国に逆らうと電気が止められる)おそれがある。だからいろいろと情報を噛ませて自己防衛する。そういう意味で扱いに「慣れる」必要があるのだ。

 

交換サイトに「ハピタス」がある。

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ここは、ポイントサイトの中ではまだマトモ。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

 

今回は還元dポイントを増量(25%)しているようなので、この際交換してしまうことにする。
hapitas.jp

 

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