Rakuten UN-LIMIT が正式にiPhoneに対応した。
これまで(2021年3月まで)楽天はiPhoneに正式対応しておらず、どうしても楽天回線でiPhoneを使いたいときには、裏技ファイル(ipcc)を適用したうえにさらにプロファイルを食わせる必要があったり
それでもうまくいかない時は、iPhone本体に(キャリアをドコモであると誤認識させるための)フェイク機器(SIMロック解除アダプタ)を履かせる必要があった。
これが、今回のiPhone正式対応によりキャリアアップデートだけで通信できるようになる。
これは
つまり
iOSのアップデートの際に配られるキャリアアップデートにRakuten が含まれた
すなわち
すごい。
世界のAppleに「一国の通信会社のうちの一つ」として認められたのは、楽天が(ドコモ・au・ソフバンに並ぶ)第4のメインキャリア=MNOだからだ。
例えばUQとかY!モバイルのような、メインキャリア(ドコモやソフバン)から回線を借りているだけの格安会社(MNOの子分のような会社)だと、その設定情報がiOSのキャリアアップデートに含まれないし、iOSアプデでの配信もされないから、使うためにはわざわざiPhoneに「プロファイル」を食わせる必要がある。
楽天はMNOだから、このたびiOS14.5のキャリアアップデートに正式に含まれた。ので、「楽天通信のためのプロファイル」を食わせる必要がなくなったわけだ。
日本でMNOが新たに生まれるなんてことは滅多にない。少なくとも楽天が最後で、もう生まれないだろう。ただでさえ割り当てる帯域が逼迫しているのに、新たにMNOが生まれるわけがない。
万が一ドコモ・au・ソフバンのどれかが潰れれば生まれるだろうが、すぐにそんなことにはならない。10年以上は先の話だ。
楽天UN-LIMITを3回線も契約したのは、これを感じていたから。
楽天は今後化ける。5Gと衛生通信で。キャリアとして一気に伸びて、利用者は大幅に増えるだろう。
ドコモのように通信料で食べていくスタイルは今後はもう無理だ。それを感じてかドコモは金融に舵を切ってる(dポイントとかd払いとかdカードGOLDとかね)けど、セキュリティがガバガバなのと、一番大事な利用者の識別(アカウンティング)を時代遅れの技術(SPモード)なんかに頼っているから、長くは持たない。数年ののち楽天に大きく食われると思う。
そんな楽天回線に正式対応したiOS14.5にアップデートしたところ
アプデ直後に圏外になってしまった。その解消法が分かったのでメモ。
確認事項は2つ。
① プロファイルは削除されているか
② WiFiに繋いだ状態で設定→一般→情報→キャリアアップデート→再起動 をしたか
以下手順。
まずは ①プロファイルを削除 する。
設定→一般→(下にスクロール)→「プロファイル」があれば削除する(なければ①は飛ばす)。
複数のプロファイルが入っている場合もあるが、「現在インストールされているプロファイルはありません」になるまで全部消す。
こうなればOK。
あとは ②WiFiをONにした状態で 設定→一般→情報 とたどるとキャリアアップデートの画面が上がるので
「アップデート」を押すだけ。しばらく待って(10分くらい)からiPhoneを再起動すると
ばっちりRakutenの電波を掴む。
楽天SIMの入ったiPhoneを3台(6s、7)をアプデしたが、全てこの方法で通信できた。