RaspberryPiのカメラ接合部分に HDMIキャプチャーボードをつけて、ブルーレイディスクレコーダーからの再生映像をキャプチャしてみる。
参考サイト
使うのはこれ。
B101 HDMI to CSI-2 Bridge (15 pin FPC)
ドイツの企業でしか売っていない。69.8ユーロだから、8,000円くらいか。
B101 HDMI to CSI-2 Bridge (15 p.)
サイト内、右上の「Company」→「Contact」と辿って、メールで注文する。英語は適当。伝わればよし。
返事を待つ。
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速攻で返事きた。いい会社だauvidea。ドイツ好きになった。
「製品に興味を持ってくれてありがとう。69.80ユーロです。請求先と住所を教えてくれたら支払い方法と注文明細を送ります。ご質問あればなんなりと。宜しくお願いします」てな感じか。すぐ返事した。
また返事を待つ。
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注文書がメールされてきた。
「メッセージを翻訳」をしてみた。かなり正確。
注文書はこれ。PayPalって使ったことない。そこから調べないと。
69,80ユーロっていうから8,000円くらいかと思ってたのに、梱包と船便(packaging & handling shipment)にさらに60ユーロ、PalPayのfeeに5,19ユーロもかかるのか…まあ、いい経験だし。買ってみる。
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PayPalの登録はめちゃ簡単だった。アカウントを作ってクレジットカードを登録するだけ。
あとは、画面に従って、支払先のPayPalのメアドを入れれば支払い完了。
17,144円か…結構いいキャプチャハード買える気がしないでもないが、せっかくラズパイでHDMIキャプできるのだし、いいにする。
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届いた。なかなか高い買い物だった割には、ブツ自体はかなり小さい。iMacのマウスに乗せて撮影。
raspberrypi3 にさっそく取り付ける。
RaspberryPi3(キャプチャする側)は準備できた。いよいよブルーレイの信号をキャプチャしてみる。
構成は
ブルーレイ→(HDMIケーブル)
→<HDMI入力>スプリッタ本体
→<HDMI出力②>→(HDMIケーブル)→RaspberryPi3へ
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スプリッタはこれ。詳細はGGLKの代物。HDMI信号にのったCPゴミ除去ができる。似たのがたくさんあるけどパチモン多いので買うならリンクから。
スプリッタ 入力
スプリッタ 出力
スプリッタからの入力を捕まえてキャプチャ開始。まずは60秒キャプチャする。
$ raspivid -o video.h264 -t 60000
最初の数回は録画できたが、3回目くらいからエラーになってしまう。
mmal: mmal_vc_component_enable: failed to enable component: ENOSPC
mmal: camera component couldn't be enabled
mmal: main: Failed to create camera component
mmal: Failed to run camera app. Please check for firmware updates
ネットを探してもなかなか解決策がないが、このサイトにヒントがあった。
$ sudo rpi-update とやらをすれば解決するという。sudo -sして作業する。
$ sudo -s
# rpi-update
そんなコマンドはないと言われた。ググると、インストールが必要らしい。
手順はこうらしい。
手順通りに rpi-update をインストールしてみる。
30分くらいかかってインストール完了。更新後の状況は uname -a で確認。
再起動後、再度録画を試したが同じエラー。ハードの問題ではなくて、RaspberryPi側の問題らしいことは以下のサイトで分かるが…解決策がない。
Raspberry Pi • View topic - mmal: failed ENOSPC
17,000円以上してるし、解決したいなぁ
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このままお蔵入りは勿体無いし、プロに直接聞いた方が早そうだ。ドイツにメールしてみた。「うまく動かないんだけど…これハードウェアエラーですかね。解決法あれば教えて欲しいです」な感じで書いたつもり。
速攻で返事きた。いい会社だ。
「キャプチャしようとしているMP4映像を送ってみてくれない?」
「(B101の)LEDは、緑に点灯してる?」
こちらもすぐに返事をする。
「回答ありがとうございます。映像は以下リンクに置いときます(gakki.mp4)。」
「LEDは緑色です。写真撮って置いときますね(念のため1枚目はこのメールに添付します)」な感じ。regards は「よろしく」だそうだ。
添付画像はこれ。B101は緑に点灯している。
映像はこれを録画したやつ。
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ドイツから返事来た。
「raspi-configでカメラ機能ONにしてある?」
「あと、config.txtを送ってくれない?」とのこと。
cameraはもちろんONにしてある。RaspberryPi3の/boot/config.txt も添付して、すぐに返事する。
※ ここまでのやりとりで、ドイツにファイルを受け渡しするのに、自宅サーバ(fedora)のhttpdを利用した。Apacheのログをみて、ドイツからアクセスがあったかを調べてみる。
$ sudo cd /etc/httpd/logs && cat virtual.host-access_log | grep -v 192 | grep -v apple | grep -v favicon
おお。ガッツリあるねアクセスログ。しっかり調査してくれてるようだ。次のメールは thank you for your investigating で書こう。