min117の日記

初期desireもち。趣味Mac,メインFedora,仕事xp。

RaspberryPi でブルーレイレコーダーの再生映像をHDMIキャプチャする(ドイツAuvidea社の B101 HDMI to CSI-2 Bridge 使用)

 

RaspberryPiのカメラ接合部分に HDMIキャプチャーボードをつけて、ブルーレイディスクレコーダーからの再生映像をキャプチャしてみる。

参考サイト

blog.goo.ne.jp

artteknika.hatenablog.com

使うのはこれ。

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B101 HDMI to CSI-2 Bridge (15 pin FPC)

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ドイツの企業でしか売っていない。69.8ユーロだから、8,000円くらいか。

B101 HDMI to CSI-2 Bridge (15 p.)

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サイト内、右上の「Company」→「Contact」と辿って、メールで注文する。英語は適当。伝わればよし。

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返事を待つ。

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速攻で返事きた。いい会社だauvidea。ドイツ好きになった。

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「製品に興味を持ってくれてありがとう。69.80ユーロです。請求先と住所を教えてくれたら支払い方法と注文明細を送ります。ご質問あればなんなりと。宜しくお願いします」てな感じか。すぐ返事した。

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また返事を待つ。

ーーー

注文書がメールされてきた。

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「メッセージを翻訳」をしてみた。かなり正確。

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注文書はこれ。PayPalって使ったことない。そこから調べないと。

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69,80ユーロっていうから8,000円くらいかと思ってたのに、梱包と船便(packaging & handling shipment)にさらに60ユーロ、PalPayのfeeに5,19ユーロもかかるのか…まあ、いい経験だし。買ってみる。

ーーー

PayPalの登録はめちゃ簡単だった。アカウントを作ってクレジットカードを登録するだけ。

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あとは、画面に従って、支払先のPayPalのメアドを入れれば支払い完了。

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17,144円か…結構いいキャプチャハード買える気がしないでもないが、せっかくラズパイでHDMIキャプできるのだし、いいにする。 

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届いた。なかなか高い買い物だった割には、ブツ自体はかなり小さい。iMacのマウスに乗せて撮影。

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raspberrypi3 にさっそく取り付ける。

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RaspberryPi3(キャプチャする側)は準備できた。いよいよブルーレイの信号をキャプチャしてみる。

構成は

ブルーレイ→(HDMIケーブル)

→<HDMI入力>スプリッタ本体

 →<HDMI出力①>→(HDMIケーブル)→テレビへ

 →<HDMI出力②>→(HDMIケーブル)→RaspberryPi3へ

  →②の本体でHDMI-CSIに変換してキャプチャ

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スプリッタはこれ。詳細はGGLKの代物。HDMI信号にのったCPゴミ除去ができる。似たのがたくさんあるけどパチモン多いので買うならリンクから。

スプリッタ 入力

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スプリッタ 出力

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スプリッタからの入力を捕まえてキャプチャ開始。まずは60秒キャプチャする。

$  raspivid -o video.h264 -t 60000

最初の数回は録画できたが、3回目くらいからエラーになってしまう。

mmal: mmal_vc_component_enable: failed to enable component: ENOSPC

mmal: camera component couldn't be enabled

mmal: main: Failed to create camera component

mmal: Failed to run camera app. Please check for firmware updates

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ネットを探してもなかなか解決策がないが、このサイトにヒントがあった。

raspberrypi.stackexchange.com

$ sudo rpi-update とやらをすれば解決するという。sudo -sして作業する。

$ sudo -s

# rpi-update

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そんなコマンドはないと言われた。ググると、インストールが必要らしい。

qiita.com

手順はこうらしい。

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手順通りに rpi-update をインストールしてみる。

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30分くらいかかってインストール完了。更新後の状況は uname -a で確認。

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再起動後、再度録画を試したが同じエラー。ハードの問題ではなくて、RaspberryPi側の問題らしいことは以下のサイトで分かるが…解決策がない。

Raspberry Pi • View topic - mmal: failed ENOSPC

17,000円以上してるし、解決したいなぁ

ーーー

このままお蔵入りは勿体無いし、プロに直接聞いた方が早そうだ。ドイツにメールしてみた。「うまく動かないんだけど…これハードウェアエラーですかね。解決法あれば教えて欲しいです」な感じで書いたつもり。

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速攻で返事きた。いい会社だ。

「キャプチャしようとしているMP4映像を送ってみてくれない?」

「(B101の)LEDは、緑に点灯してる?」

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こちらもすぐに返事をする。

「回答ありがとうございます。映像は以下リンクに置いときます(gakki.mp4)。」

「LEDは緑色です。写真撮って置いときますね(念のため1枚目はこのメールに添付します)」な感じ。regards は「よろしく」だそうだ。

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添付画像はこれ。B101は緑に点灯している。

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映像はこれを録画したやつ。

www.youtube.com

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ドイツから返事来た。

「raspi-configでカメラ機能ONにしてある?」

「あと、config.txtを送ってくれない?」とのこと。

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cameraはもちろんONにしてある。RaspberryPi3の/boot/config.txt も添付して、すぐに返事する。

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※ ここまでのやりとりで、ドイツにファイルを受け渡しするのに、自宅サーバfedora)のhttpdを利用した。Apacheのログをみて、ドイツからアクセスがあったかを調べてみる。

$ sudo cd /etc/httpd/logs && cat virtual.host-access_log | grep -v 192 | grep -v apple | grep -v favicon

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おお。ガッツリあるねアクセスログ。しっかり調査してくれてるようだ。次のメールは thank you for your investigating で書こう。