先日dカードGOLDを契約した。
dカードには電子マネー「iD」が付帯している。
たとえばビックカメラでiPhoneを買ったとして、支払うときにdカードGOLDを提示して「iDでの支払いで」と伝えると、クレジットカードの支払いではなく電子マネーiDでの支払いとして月末にまとめて(電子マネーに紐づけた銀行口座)から引き落とされる。
支払いが後回しになるのでポスト(後)ペイ(払い)型の電子マネーと言われるようだ。
dカードGOLD契約時に特典として3,000円分の電子マネー(iD)が付与された。お金(iD)をもらえた(キャッシュバック)されたので、それを買い物に充当できる。
実際に、ローソンとロフトの買い物により589円分が消費され、残高が2,411円分ある。
この2,411円分のiDを、dカードGOLDを提示することなく、AndroidのiDアプリで使用できるか試す。使うのは先日メルカリで購入した Xperia SO-01F、格安SIM運用。
ドコモの「iDアプリ」はSPモード回線でないと使用できないと言われていたので諦めていたが、昨今の格安SIMの普及を受けて、格安SIM回線でも使用できる「iDアプリ」が登場したらしい。さっそく試す。
「iDアプリ(MVNO/SIMロックフリー版)」をダウンロードする。
インストールして起動。
エラーになった。「Wi-FiをOFFにしてください」とある。SIMの通信かどうかを判断しているということか。さらに「dアカウントは 設定 の ドコモのサービス/クラウド」にて設定できます」と促された。ドコモ端末は本当に注文が多い。宮沢賢治か。
ホーム画面に戻って、設定 → ドコモのサービス/クラウド の順に起動する。
docomoID の設定 に入る。
docomo ID を設定。
接続エラーになってしまった。「D135 ネットワーク暗証番号認証を行うため、spモード接続に切り替えて認証しますか?(Wi-Fi接続はOFFになります)」ときた。「はい」を押して進む。
国際規格Wi-Fiではなく、独自の通信方式(spモード)を使おうとする仕様そのものがガラパゴスだろう。時代遅れも甚だしい。
「D139 認証できませんでした。テザリング中はネットワーク暗証番号認証が行えません。テザリング設定を解除してから、spモード接続でもう一度お試しください」と出た。テザリングもダメなのか。本当に注文が多い。
その他の設定 → テザリング から、テザリングをOFFにする。
再度、docomo ID の設定にいく。
今度は進んだ。格安SIM回線(spモードでない回線)であっても、ネットワーク暗証番号の認証はできる(ようになった)ということだろう。
ドコモIDを入力して進む。
再度、iDアプリを起動してみる。
はじめて「iD」を使う方 のほうで進む。「iD」とカッコ書きにしなければいけないくらい一般的な呼称なんてつけないで、もっと良い名前にすればよかったのに。
「iD」対応のクレジットカードで登録する。
持っているのはdカードGOLDなので、ここで「dカード」を選ぶ。
「通信がないため処理を継続できません。機内モード等の設定を確認し、電波状況の良好な場所で設定してください。」とエラー。
いやいや、格安SIMのLTE電波は3本バリバリに立っている。何度試しても同じエラーになるところをみると、やはり spモードかどうかを判定する処理が残ってしまっているようだ。
調べてみると、「iDアプリ(MVNO/SIMロックフリー版)」は、dカードにだけは対応していないらしい。
いや、ポストペイ(後払い)型の電子マネーiDを強烈にプッシュしているのは他ならぬドコモなのに
よりによりって、そのドコモ発行の dカードだけが iDアプリで扱えない って。
ダメだな。イオンカードに変えよう。