気になる記事。
サラっと書いてるけど、記事にある図をみると凄い。
パケット処理性能が18倍というのも凄いけど、使用CPUコア数が13から1に減ったというのが劇的過ぎる。これは既に整備したインフラの性能が(ソフトウェアの書き換えだけで)劇的に向上するということだから。
要はパケットの順序情報を保持しておいて、再度検索する回数を減らすということ、つまりは順序とか手順の見直し。
こういうのって間違いなく速くなる。過ぎてみれば「なんで今まで気づかなかったんだ?」というアイディアだったりするんだけど、それを思いついて実装しちゃうのが凄い。これはさすが富士通(研究所)という気がする。
で、気になるのが楽天UN-LIMIT。
契約している身なので気になる、というのもあるが
楽天は自社ネットワークに完全仮想化技術を使っているから、こういう高速化技術の恩恵をモロに受けるのではないか?
楽天の環境にとってはかなり即効性のある技術だと思う。仮に株をやっていれば楽天を買い増すだろう、というくらいの良ニュース。
と思っていたら、楽天が地元の東北地方で5Gの免許を(正式に)交付された。
良いことが続いている。
こうなると、もしかしたら楽天がやっている定額(2,980円)も「上限としていた300万人を満たした時点で(延長せずに)」終わるんじゃないかと思う。
順調に5G免許を取得して加入者も増えているから、楽天としてみれば焦って利用者を増やす必要がなくなる。そうすれば定額(2,980円)の上限300万人を満たした時点で(延長はせず)定額は終了してしまうのでは?と思っている。
そういう意味では、今のうちに楽天を契約しておいたのはデカい。
だって2,980円定額で4G使い放題+5Gまで使い放題で契約した(契約書面もある)んだから、あとから楽天の都合でこれを減らしたくなったとしても、できない。
例えば「利用者が増えてネットワークが逼迫してきたから、使い放題はやめたいなぁ」と楽天が思ったとしても、こちとら契約書で使い放題を謳っている期間に(そういう内容で)契約したんだから、あとから楽天が「使い放題やめます」とは言えない。
かつてUQ-WIMAXというのがあって、当初は使い放題を謳ったくせにあとからそれを(一方的に)止めます、速度制限します、と言い出して大問題になったことがあった。これもつまり、「契約に縛られるから」なわけで、契約当事者の一方の都合で勝手に契約内容を変えることはできない。そういう意味で、楽天が使い放題を謳っているうちに契約した(首ねっこを押さえた)のは大きい。今回の富士通の技術革新も手伝って、楽天はかなり良いMVOになると思っている。
ちなみに最近「auとのローミングが順次終了している」とニュースもあったので、エリア狭くなる?それとも自社ネットワークの整備が進んでるから問題ない?と気になっていたが、問題なく免許取得してるようだし、順調に拡大しているようだ。
楽天のエリア拡大情報は気になる。記事が出るたびに追っておく。