min117の日記

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読了「トランスクリティーク」柄谷行人@品川駅マック

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読了「トランスクリティーク

11月くらいから通勤で読んで。3ヶ月半くらいかかった印象。とにかくメモりまくって読んだ。

気になったところメモ。

剰余価値

剰余価値生産だけからは生まれない。異なる共同体(=価値観?)の間の交換から生まれる。

・「ここがロドスだ!ここで飛べ!」→ ロドスは交換の場である。

「売り」と「買い」の貨幣による分離が差異(≒剰余価値)を生み出す。それがチリツモして恐慌の原因となる

 ⇔直接売買/物々交換なら売りと買いは分離しない(剰余価値も生まれない?)

・相対的価値形態(モノ)と等価形態(カネ)は非対称的である。ゆえの貧富。

 「労働と貨幣」の非対称性

 「商品と資本」の 〃

 「労働者と資本家」の 〃

・価値とは関係の場に置くということ。経験的なものではない(カント的な、超越論的な何か?)

・生産と販売の分離が労働者を消費者に変える。

剰余価値が真に実現するのは売れた(=買った)とき、すなわち労働者が買うときである。つまり流通の場である(生産の場ではない)。

・「売り」は、資本の運動において労働者が主導権をとる唯一の場。

・売れない=資本の危機。不買運動は資本に対する最強の武器。

・売れない=資本にとって最大のリスク、を回避するために「売れた」ことにする。

・代金はあとでいいから「売れた」ことにしちゃう。信用(クレジット)により売る。信用膨張。

 → 万が一決済できない場合に破綻する。チリツモで恐慌に至る(リーマンショック

・「売り」の危機を回避する。先に売っちゃう(=先物)。

・価値は商品に内在はしていない。貨幣(になる唯一の商品)が、他の商品と並んで棚に並ぶことはない(P352)

使用価値

ウェーバー、産業資本の発展に使用価値への禁欲を見た。物質的に無欲。貨幣への信奉ゆえに。

貨幣

・類的本質としての貨幣の本質(P323、P250)

・類的本質(神)を個人に内在させ、神を否定する(フォイエルバッハ、疎外)

ホッブスは主権者を説明するために、万人が1人の者(レヴァイアサン)に自然権を譲渡するプロセスを考えた

 → 全ての商品が1商品のみを等価形態に置くことによって、相互に貨幣を通した関係を結び合う過程 と対応する。

労働生産性

・賃金の上昇=利潤率の低下(P344)

労働生産性=必要労働時間の短縮(P487)

資本論

資本論とは、チカラの探究(研究?)である。

宗教

・高度な産業資本主義の中でなぜ前近代的・神秘的…が存在しうるのか。

・宗教を必要とする「現実」がある。それを解消しないかぎり、宗教を解消することはできない。

国家

・国家とは重商主義が本質。恐慌のときに顔をだす。

・ネーションは超越論的な仮象である。

フランス革命「自由・平等・博愛」

→ 資本の自由・ネーション(感情)の平等・ステート(共同体)の博愛(連帯)に読み替えられ(て理解され)た。

芸術

・「美」に関する認識は経験的なものではない。アプリオリな能力(からくるもの)だ(P63)

 → 直感的なもの(清潔感が好まれる、**が嫌悪される)ことの、実は重要性。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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