電子マネー払いの競争が加熱しているようだ。
・LINE は 先月(2019年2月)まで20%還元をしていた。
・ドコモは今月(2019年3月)に20%還元をしている
たぶんだけど、こういうのは今だけ。4月以降に「20%」もの還元はしないと思う。
こんな破格(というか赤字)のポイントバックをするのは
・「**払い」は新興サービス分野で、顧客囲い込みに走る時期だから
・決算時期だから
・PayPayの100億円バックキャンペーン(2018年末)の余波
だろうけど。
どれだとしても、長続きするとは思えない。
電子マネーについては、個人的には以下の分類にしている。
<実質として現金に近い価値があるもの>
・LINE Pay
・dポイント(d払い)
<現金価値はないが使う価値はあるもの>
<詐欺まがいで近づきたくないもの>
・PayPay
・Tポイント
現金価値があるLINE Pay と dポイント(d払い)に限って比較してみる。
<ポイント付与率> LINE Payの勝ち
・LINE Pay
100円利用につき3.5円相当のバック(3.5%還元)
上位サービス(マイカラーが上位色)になると、3.8%以上にさらにUPする
・dポイント(d払い)
200円利用につき1円のバック
上位サービス(dカードGOLD)にしても、1.0%までしか上がらない。
<キャンペーン広告> LINE Payの勝ち
・LINE Pay(左)
比較的良心的な広告と言える。実際は20%バックだが、LINE Payの「マイカラー」ポイントバックで最大で25%になるから「25%分還元」でも嘘は言っていない。
・dポイント(d払い)
過大広告。詐欺まがいと言っていいのではないか。200円で1ポイントしか返ってこないのを逆手にとって「40倍!」などと数字だけ踊らせているが、実質は20%還元でしかない。このへんにドコモの殿様商売というか、ユーザー視点でない企業姿勢が透けて見える。LINE Payとはこういうところが明らかに違う。
<エントリーのしやすさ> LINE Payの勝ち
・LINE Pay
LINEの画面から「コード払い」で支払うだけ。
ユーザー視点で如何に利用しやすいかに徹底している。
・dポイント(d払い)
事前にエントリーしたうえで専用アプリからd払いする必要がある。
エントリーを忘れると(40倍どころか)2倍にもならない。全くユーザ視点でない。
<決済のしやすさ> LINE Payの勝ち
・LINE Pay
LINEの画面からコード払いをするだけ。
・dポイント(d払い)
専用アプリ(d払い)をインストールしてコード画面を起動する必要がある。ドコモのために何個のアイコンを作れば気が済むのか。ほんと殿様商売気質に辟易する。
<履歴のみやすさ(家計簿)> LINE Payの勝ち
・LINE Pay
LINEの画面から決済履歴を見るだけ。
・dポイント(d払い)
専用アプリ(My Docomo)を起動する必要がある。スマホにまた「ドコモ関連のアイコン」が増えた。いい加減にしてほしい。
<お金の動き> LINE Payの勝ち
・LINE Pay
使った金額だけが、即時に銀行から引き落とされる。「お金がなければ払えない」わけで、至極まっとうな決済。使いすぎの心配も一切ない。
・dポイント(d払い)
毎月のドコモ利用料に上乗せされる。「今月だけやたらスマホ料金が高いなぁ」とイヤな思いを(後になって)させられる。電子マネーの即時決済性に反して、お金(の支払い)のみを後払いさせられることの矛盾(即時 vs 後)に思い至っていない。だから「iD」も流行らないのだろう。
とはいえ、3月の20%還元はドコモしかやっていないので有効に使いたい。
エントリー完了。
先月はLINE Payの20%還元で、欲しかったルータをかなりおトクに入手したので
今月も20%戻ってくるなら、もう一つ欲しかったものを買う。