wordpressのサイトを1つ、技術メモ用に作ってみることにする。
<必要になるもの>
・光回線(今回はドコモ光/IPv6高速接続/運用はIPv4)
・グローバルIPアドレスの把握
・グローバルIPアドレスに対応するドメイン名(無料のDDNSを使う)
<準備>
fedora30はコレ。
今後の作業はCentOS7にそのまま読み替えできる。
公開用のグローバルIPアドレス(IPv6)は把握済み。ポートも開放してある。
内部DNSも用意したので、外だけじゃなく家庭内からもアクセスできる。
<作業開始>
WordPressをダウンロードする。今日(2020/1/3)時点では Ver 5.3.2 が最新のようだ。
ダウンロードはサーバで直接やっちゃう。
ダウンロードのリンクをコピーして
$ wget https://wordpress.org/latest.zip
zip解凍して展開する。
$ unzip latest.zip
解凍したフォルダ名を変える。テストなので「word001」にでもしておくか。
$ mv wordpress/ word001/
httpd.confを編集する。このへんがキモ。
$ sudo vim /etc/httpd/conf/httpd.conf
word001フォルダは(実際は深いパスにあるんだけど)、「https://ドメイン名/word001」でアクセスできるようにエイリアスを切る。
この時点でいったんアクセスしてみる。
初期設定画面にアクセスできた。うまく読み込みできたようだ。「続ける」ボタンで進んでみる。
データベースの作成画面に来る。「さあ、始めましょう」をクリック。
「データベース接続確立エラー」になった。
まだデータベース(DB)を作っていないのだから当たり前。
DBを作成する。このへん参照。
rootユーザーでログインして、現在のデータベース一覧を取得。
mysql -u root -p
your_root_password
show databases;
以下作業自体はrootユーザーでやっている、というところがキモ。
現在のユーザーを一覧で確認。
select user,host from mysql.user;
DBのユーザーを作る。仮に
DBユーザー名:db_username
DBパスワード:db_password
DB名:wp001
だとすると
まずDBユーザー作成
create user 'db_username'@'localhost' IDENTIFIED BY 'db_password';
create database wp001;
できた。
もう一度データベースの作成画面に行く。「さあ、始めましょう」をクリック。
またエラーになった。が、メッセージが「データベース選択不可」に変わっている。
DBの利用権限(privileges)を設定していないから。
今回作ったDB(wp001)への全権限をdb_usernameに付与する。
grant all privileges on wp001.* to db_username@localhost;
commit;
commit;(末尾カンマあり)を忘れると権限付与されないので注意。
再々トライ。
1. データベース名:wp001
2. データベースのユーザー名:db_username
3. データベースのパスワード:db_password
4. データベースのホスト:localhost
5. データベースの接頭辞:wp_
今度はうまくいきサイトの設定画面に入ることができた。
wordpressの(DBのじゃなくて)ユーザー名とパスワードを決めて
「WordPressをインストール」ボタンを押す。
インストール成功。
「ログイン」してダッシュボード画面へ。
「サイトをカスタマイズ」
テーマを変えてみよう。
いい感じ。
あとはこの本が良さそうなので、どんどんカスタマイズしてみることにする。
memo)
wordpressのホームURLとサイトURLを確認するSQL
use dbname
show tables;
select option_id,option_name,option_value from wp_options where option_name LIKE 'HOME';
select option_id,option_name,option_value from wp_options where option_name LIKE 'siteurl';
サイトURLをクリアするSQL
update wp_options set option_value = '' where option_name = 'siteurl';