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COTENラジオ
最高すぎた。永久保存版だろう。
https://www.youtube.com/watch?v=58THhhQ3Ti0
それ（一般意志）を目指さない限り、我々の自由は担保されない
100分で名著も、最初に読んだときは意味が分からなかったが、いろいろと読み漁ってきた今、ルソーの凄さと、それを言語化したコテンラジオの価値が分かる。深井龍之介すばらしい。
一般意志の反対概念としての特殊意志（個別意志、個別事情）とは、例えばAがトクすればBが損するといったような個別の事情だが、それは社会全体としてみれば（AとBの間で）相殺できるから、そうして相殺したあとに社会の成員の全員にとって「そうだよね」と合意できるものが残る。それが一般意志。
全体主義に陥らないために
「我こそが一般意思」などと言った瞬間に一般性は失われて全体主義に陥ってしまう。
一般意志はあくまでも目指し続ける基準であって、現実（行動、政治、行政）において道具として使ってはいけないもの。そういう意味で具現化してはいけないもの。
あくまで基準として、例えば、ときの政府に「この政治は一般意志を目指そうとしていない」のように批判するための基準として用いるもの、だという。
その意味で、一般意志の存在を認識し、把握し、目指し続ける必要が確実にある。
「そうしない限り我々の自由は（論理上）担保さえない、担保しえない」という言語化（コテンラジオの深井氏による）は本質を的確に捉えた素晴らしい言葉だと思う。
