知り合いバンド自作のCD-ROM。もらったは良いけど、うちにはコンポとかラジカセとか無い。
RaspberryPi3 + BUFFALO製のDVDドライブ で音楽ファイルにリッピングする。
準備
ドライブはこれ。BUFFALO製「DVSM-PN58U2V-BK」。
RaspberryPi3はこれ。
DVDドライブの接続
RaspberryPi3 のUSBに挿して接続。
$ dmesg | grep sr
「Attached scsi CD-ROM sr0」とあり、/dev/sr0 で認識されているのが分かる。一応 /dev/ の下も見ておく。
$ ls /dev/ | grep sr
マウント用のフォルダ cdrom を作る。
$ mkdir /volumes/cdrom
$ chmod 777 cdrom/
CD-ROMをマウントするときは、mountコマンドの-tオプション(type)として「iso9660」を指定すればよいらしい。
$ sudo mount -t iso9660 /dev/sr0 /volumes/cdrom
CD-ROMをマウントできたので、いよいよリッピングする。ここ参考に。
ffmpeg でエンコードできるらしい(ちなみにffmpegは既にインストールしてある)。
ただ、この例だとドライブ指定が「F:」となっている。Windowsでの案内みたい。今回はLinuxなので、ドライブ指定は /dev/sr0 のようにする。
ffmpeg のサイトに使い方の案内があった。
同じようにやってみる。注意点は3つ。
① -f libcdio を指定する。
② -ss で入力時間を指定しないとリッピングできない。
③ 吸い出すCD-ROMの指定は -i /dev/sr0
実行。
$ ffmpeg -f libcdio -ss 0.000001 -i /dev/sr0 out.wav
リッピング開始した。
CDのリッピング程度だと RaspberryPi3 でも結構速い。16曲のCDが30分もあれば吸い出しが終わる。
その昔、まだCPUが400Mhzですごい!とか言われていた時代は、リッピングが30分で終わる爆速!なんて雑誌に書かれていたのを思い出す。ほんとに進化の速い世界。
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リッピング終了。RaspberryPi からHDMI接続したテレビで再生してみる。
かなり音キレイ。素のwavそのままだからか。
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あとはCDをトレイから取り出すだけ。これもコマンドで。/dev/sr0 ではなく /dev/cdrom と指定するみたい(なぜ?)。
$ eject /dev/cdrom
取り出された。
いやほんと RaspberryPi 素晴らしい。何でもできる。