min117の日記

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読了「憲法とは何か」長谷部恭男

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戦争の終わらせ方が書いてある。

2024/4/12(金)購入。

2024/4/21(日)読了。

ルソーは考えます。戦争というのは、ある国の常備兵が3割くらい殺傷された時点で都合よく終わってくれるものではない。また、相手国の王様が降参しましたといって手を挙げたときに終わるものでもない戦争の最終的な目的というのは、相手国の土地を奪ったり(もちろんそれもありますが)、相手国の兵隊を自らの軍隊に編入したり(もちろんそれもありますが)、そういう次元のレベルのものではないのではないか。

ルソーは頭の中でこうした一般化を進めます。相手国が最も大切だと思っている社会の基本秩序(これを広い意味で憲法と呼んでいるのです)、これに変容を迫るものこそが戦争だ、と言ったのです

加藤陽子「それでも日本人は戦争を選んだ」p42

 

 

国体(を至上のものとする)明治憲法が変わったからこそ戦争は終わった。その国の秩序の根幹(狂信的な戦前の大日本帝国憲法が変わって初めて戦争は終わる

リベラル・デモクラシーと平和主義を唄う現行の日本国憲法になったからこそ平和が続いている