自分の中の(無意識の)差別に皆が気づく
The Good Fight シーズン3 第4話「ルッカ炎上」23:20
ルッカ(黒人女性)
「気付いてます?警官に撃たれた被害者を覚えてるのはみんな黒人で、白人は覚えてない」
白人主人公
「あ、ら、そんなことないわよ。でしょ?」
「警官に撃たれるところが車載カメラで撮られていた」(黒人の被害者は誰?)
白人どうし(え、分からなかった…といった様子で)顔を見合わせる
「ゲイでフェンスに縛り付けられた(白人の被害者は誰?)」
(白人だけが全員声を揃えて)「マシュー・シェパード」
黒人どうし(え、分からなかった…といった様子で)顔を見合わせる
(離席後)マリッサはルッカに対して
「私は差別主義者かな?」
ルッカ「そんな…、あれは、ちょっと気付いただけ」
マリッサ「祖父母はセルマにいった。警官に射殺された全員の名前を覚えるわ」
資本主義の中に差別が組み込まれている現実
The Good Fight シーズン3 第4話「ルッカ炎上」38:46
エイドリアン
「うちがうまくいってるのは、ある種のカサブタ(人種問題)は、いじらないようにしてるからだ」
「失う恐れのある人材には高い給与、そうでないものは低めに。マリッサは関係ない(白人だから給与が高いというわけじゃない)。資本主義だよ、リズ。」
リズ「白人のほうが黒人より辞めがち?」
「そうだよ。違うと言うと思ったか?忌まわしい真実だ。もっと良い給料でヨソで引き抜かれる可能性は、黒人より白人のほうが高いと(黒人である)我々(シニア=役員)は思っている。だから黒人のほうは安くても大丈夫だ、と」
嫌だね…(沈黙)…だが現実だ。現実に合わせるしかない…。
この事務所が沈んだら、誰も生き残れん。私が…悪いんじゃないぞ。入札なしで契約が取れるマイノリティ優遇装置は、9年で期限が切れるんだ。我々の仕事の40%は、政府との契約。それが無くなるんだぞ!」
「そうね…」(リズが何か言おうとする)
(遮って)「だから!多様性で生き残るんだよ!それでプロボノやボランティアでの仕事も続けられる!未来へ向けた事務所づくりだ!5年後ではなく50年後へ向けた…」
「エイドリアン!別に反論はしてない…熱くならないで。でも一つ言えるのは、カサブタをいじろうとする人も…いるってことよ」
それぞれが、それぞれの思いで世界を見ている。だから難しい。
たった45分のドラマにこれだけの論点を詰め込めるのは、さすがにアメリカ(いや、キリスト教というべきか)というしかない。日本のアホみたいなテレビに比べれば、はるかに観る価値がある。
調べたいこと
・中絶反対派、カトリック、ミサ、病気の息子、家族、福音派、フェデラリスト協会、共和党ウケ
※ミシガン大はたしか毎月の消費者信頼感調査を出してる。そこは共和党の地盤なのか?
・マイノリティへの措置、プロボノ、ボランティア