1ドン=0.005円
10,000ドン=50円
日常生活で使うのは真ん中
50,000ドン=250円 大抵の食事はこれで足りる
20,000ドン=100円 まあ使う
右2列は10円、20円 ジャラ銭、コインと同じ感覚(ベトナムにコインは無い)
現地ベトナム人が目の色を変えるのは左列
100,000ドン=500円
だから財布に入れるときはこう。ボールペンの左側はむやみに出さない。
だから銀行で両替してもらった時も100,000ドンより大きい金額は持たない。
500,000ドン札以上がきたら、速攻で「Can you change this money to this?」で
100,000ドン札に変えてもらう。海外では遠慮せずグイグイいく。
どの国でもそうだが現地の人間が一番日常的に使っている感覚に近いものを持つ。日本人だって1万円札が何枚も出てきたら「ギョッ」っとするはず。まして10万円札なんてあったら人前には出したく無いはずだ。その表情を見過ごさなければ、現地のお金の感覚が分かる。
財布への入れ方はこうなる。
100,000ドン(500円)は紙に包んで取り出しにくくしていれる。買い物の時に勢いで出してしまわないようにするため。
50,000ドン札(250円)と20,000ドン札(50円)が複数枚あれば、たいていの移動と食べるのには困らないはずだ。
ちなみに外国人バックパッカーが集まる場所でのフォー(割高)は67,000ドン(335円)。
ライムの横のネギみたいのはハバネロを100倍くらいに辛くしたやつ。ネギ感覚で口に放り込んで(たった一つだけなのに)死にかけた。
で、バイクタクシー。
4時間ホーチミン周遊観光ライドで1,200,000ドン(6,000円)。いかに高いか分かる。
事前に値段交渉して「1時間1,500円」と言われていたので「まあ安いか」と思っていたが、相場は「1時間1,000円」だったらしい。
しかしまあ、他にも楽しんだ人はいるようで
実際にバイクの背にまたがってホーチンミンを走ってみるとなかなか爽快。ちょっとしたアトラクションみたい。
有名どころはほぼ網羅。
歩きだと危険すぎて近寄らないチョロン地区(中華街)もバイクで見て回れる。
警察がいない12:00ー14:00と18:00−20:00が特に危険なんだとか。
しかしいろいろ安いらしい。これがベトナムの、観光客向けではない、「生活の値段」なんだろう。
危険といいながら、普通に小学校あり、小さな子供やアオザイの女性もいる。当たり前か。
結局危険と言われているのは、日本人が「島国の中だけで作り上げたガラパゴスな空気が世界のどこでも同じだろう」の感覚で無防備に海外に出るからであって
現地の生活視点で、かつ旅行者としての完璧な防御をしつついけば、相当なことがない限り危険なメに遭うことはない。
ただ要注意なのが、バイクタクシーが勧めてくる「スパ」「SPA」の利用。これはつまりマッサージに名を借りて風俗業だが、彼の手帳に体験記を書いた日本人男性のほとんど(といっても10人に満たないが)が「マッサージは良かった」などと書き込んでいる。
そもそも風俗業に行くこと自体(偏見かもしれないが)ありえないと思うが、それを、海外の、しかもお世辞にも衛生状態がいいとは言えないこの町で利用するなど、狂気の沙汰だろう。人間の最も弱いところの体液の交換を見も知らずの他人と(しかも海外で)するなど、身の毛もよだつ。
「早漏に注意!(笑)」などと書き込んでいた2名は学生だった。まだ世間を知らずに恐ろしいことをしていることに、大変な事態になる前に、気付けるといい。もう1名は50代の男性だったが、いい歳して何やってんだというしかない。1人旅で分別ない行動をするんだから、自らの身に起きるリスクは覚悟しているのだろう。
そんなことをしている時間があったら、みるべきものは他にたくさんある。
戦争資料館は本当にすごかった。ベトナム人を、まるでモノのように虐殺していた。彼らの作った手工芸を、便利な農具を、燃やし尽くしていた。
彼らは昼は戦争に出て、夜は農作業をしていたらしい。戦争はそうやって入ってくる。ディズニーランドのイベントみたいに、或る日突然花火とともに始まるわけじゃない。
それでも生きることは続いていく。生活に戦争が入り込むとはそういうことだ。映画「この世界の片隅に」を思い出した。
平和な(はずの)時代に、人々が、周囲が、「あいつは**人だから」のような差別発言を繰り返し、それが空気となり、差別が差別でなくなってしまった結果、あんな悲惨な戦争に至るのだろう。今日本で韓国に対して醸成されている空気が、本当に恐ろしく感じられた。