2021年12月。面白すぎて一気に読んだ。
約2週間で読了。
年末で仕事忙しかったけど、平日の夜と2回の週末を潰してのめり込んでしまった。
気になったトコ、琴線に触れたトコを消えるペンで線引きながら読んだ。
琴線に触れたところメモ。
実践的とは、仕事であり、忍耐である(1巻P152)
女性たちの悲惨な運命…ひどい難産を経験したあと…あまりにも早く過酷な労働に戻ることや…耐えがたくやり場のない悲しみ
と
その解消(治癒)への期待(1巻P123)
との
その相剋が、けいれん(ヒステリー)を起こす(第1巻P122、P32)
侮辱・恥辱・恥
人の尊厳は…恥辱の意識が育む(5巻P220)
おめかし
風呂場から沸き出たチンケなやつ(1巻P332)
おキツネさん…を侮辱したことはない(1巻P368)
出会いが…屈辱を残したからだよ(2巻P91)
ロシアの男がです!(3巻P135)
ほんとうに卑怯者よ(1巻P411)
ドミートリー=ミーチャ
女を惹きつける理由
高潔でも女好きな男(1巻P207)
愚かさが愛される
なけなしのお金を…与えてくれた(3巻P138)
神がかり
愚者崇拝(1巻P439)
女
あれはトラよ(1巻P411)
娘たちは商人がたいそう好き…お金が稼げるから(2巻P307)
おれの人生に醜女なんて一人もいなかった(1巻P366)
どんな女だって、他の女には見つけられない非常に面白いものが見つけられる
心も体もどうにでもできるんだ(1巻P291)
女性についてさも偉そうな口ぶり(1巻P390)
あの人のためなら、私がどれだけ耐えることができるか(1巻P395)
わたしの秘密はもうあなたの手に握られてしまいました(1巻P429)
この人はもう…愛していない!(2巻P79)
心理的外傷・裂け目・ナドルイフ(2巻P487解説)
自己顕示
錯乱…娘にかわって、ふいに、もはや完全に自分を律した…一人の女性が出現した(2巻P86)
プライドの高さからそうなるんです(2巻P91)
大人
約束なんかしてません(1巻P406)
「みんな」という言葉はそれなりの意味をもってくる(3巻P468)
ムカデの考え(1巻P303)
女の足 軽蔑はしていたって離れられない(1巻P209)
エロス 低い段に足をかければ…(1巻P291)
心も体もどうにでもできるんだ(1巻P291)
虫けらには好色を(1巻P285)
エロスは本来的に闘争的(5巻P108)
嘘をつかないことです(1巻P113)
どんな真実も見分けがつかなくなる
自分に対しても尊敬の気持ちを失う
自分に嘘をつくものは…腹を立てやすい(1巻P113)
ぎくりとさせ(1巻P306カーチャ)
「その場で自殺しようと思った」(1巻P306ミーチャ)
支配
あなたの家具になります(1巻P310)
観念論と唯物論
まさしく自分の信仰をしめすべきときだった(1巻P351)
ラディカル・根源的・急進的(1巻P437)
あれはイエズス会士だな(1巻P362、3巻P532)
イエズス会に…ラディカリズムと共通する何か(1巻P439解説)
知性を惹きつけていた…ラディカルな問題意識ゆえ(5巻P143)
資本論
カネ
ファクトリーのワイン、エリセーエフ商会の蜂蜜酒(1巻P236)
金に対する驚くばかりの淡白さ(5巻P218)
パン
パンを与えてみよ、人間はひざまづく(2巻P272)
民衆
民衆の中に…瞑想者がいる
「自分の印象を溜め込んでいる」(1巻P340)
民衆を愛している・コーリャ クラソートキン「何を笑っているんですか」
善悪を自由に判断できることより、安らぎ…のほうが大事(2巻P273)
民衆とともにありたい(5巻P154)
バラバラでいるときは天使でも、ひとかたまりになると無慈悲になる(2巻P130)
他人との距離・ 人からの助け
ちゃんと話についてきてください(3巻P455)
ご自分でお考えなさいよ、グリゴーリーさん(1巻P348)
※ 商品交換=お金による交換の原理は「無縁」である(白井聡「武器としての資本論」P56)
ロシア的
山を動かせる人間が2人は居る(1巻P350)
臼で引いてやる(2巻P195)
鞭とロシア
あんな女、鞭でひっぱたいてやらなきゃ(1巻P411)
馬に鞭を
村の娘っこに鞭を食らわせるのが楽しみ(1巻P356)
嫁に迎えるもんで、娘っこにしてもそいつが何とも愉快(1巻P356)
神を信じるキリスト教徒でありながら同時に社会主義者である人間(1巻P175)
人間が人類を愛するような自然界の掟はまったく存在しない(1巻P181)
人喰いだって許される
商人
デミートフ(1巻P363)
高潔な心を持つ貧乏人の子どもは…この地上の真理を知る(2巻P130)
聖像に唾を吐きかけ(1巻P369)
道化・ピエロ
それなら「よし、じっさいに道化を演じてみようじゃないか」(1巻P112)
おれがただの道化じゃないって信じてくれるか?(1巻P357)
キリスト教
去勢派宗徒みたいな感じ(1巻P336、P437解説)
甘い笑い…が罪深いものに思えたのだ(1巻P430)
ロシア聖教「東より光り輝く」
あまりにも強い神への帰依が、かえて反国家的な立場を取らせる矛盾(5巻P115)
歴史
例の2月革命(1巻P174)
ローマの異教国家がキリスト教国家になりたいと願った(1巻P162)
1772年以前の、ポーランドを分割する前のロシア(3巻P278)
ユダヤ人
鉄道員かユダヤ人…娘たちみんな口説き落とされてしまう(3巻P307)
右派・左派
右派の大物…破格の待遇(5巻P124)
ラキーチン
市民派の詩人ネクラーソフ(5巻P125)
皇帝…
チムール・チンギスハン(2巻P282)
詩人
プーシキン 女の足(1巻P209)
作家
フリードリヒ・フォン・シラー(1巻P440)
画家
クラムスコイ(1巻P339)
物象化(名前をつけてやる)
途中から呼び方が変わっている人たち
ラキーチン→ラキートカ、リーズ→リーザ、アグラフェーナ→グルーシェニカ…
示唆
Il y a du Piron là-detans.
やつにはピュロンめいたところがある(1巻P362)
C'est tragique!
これはもう、悲劇ですわ!
Yak sen povajashi to robitsi, pane!
よくもまあ、そんなことができますねあなた!(3巻P286)
Pani, ya nits ne muven protiv, nits ne povedzyalem
私は反対していません、私は何も言っていません(3巻P272)
調べる
ソドムとしてのペテルブルグ(5巻P118)
スラヴ派(5巻P124)