外貨預金。
嘘くさい。
金利。
労働に基づかないマネーゲーム。ほんとクズい。
しかし、こいつらカネ亡者の考え方を探っておくことは、貨幣(究極の交換価値)の正体を探るうえで有意義ではある。
胴元(この場合はau)はどうやって儲けようとしているのか。
・元利金継続を促す
考える力を失わせる。惰性でカネを手放すよう促す。
・金利が変わってしまうことを隠す
小さい文字で「継続の際の金利は、お預入れいただいたときの金利から変更となる可能性があります。」と書いているだけ。
・金利の変動によるマイナスのリスクに触れない
この例だと120円で金利が一定と過程してるけど、これが仮に119円にマイナス(=円高)に振れただけでも大損する。そこ(一番大事なトコ)には触れない。触れたとしても文字列だけ。それこそもっと分かりやすく図示するとかしてリスクを説明しろよと。
利息については図示するくせに。リスクについては図示しない。
※ のとおり計算してみよう(python3)。1ドル120円の計算だ。
30万円を預けても1ヶ月でたった203円しか金利がつかない。
こんななら30万円をもっと有意義な出費に当てた方がはるかにマシだ。
しかももしこれが払い戻し時に110円に(円高に)なってしまっていたら?
預入時は1ドル120円。で30万円預ける。期間は1ヶ月。
得られる金利は2.12ドル。
税は20%かかるとしよう。
ここも変わらん。
差益は1.69ドル。
これを日本円に戻すときに、1ドル120円のままだとすれば
203円。
これが1ドル110円に円高に振れていると
186円。
ここだな。203円より減りはするものの、まだプラス(186円)に思えるけど、違う。大幅にマイナスになる。元本が目減りするから。
預け入れ時に30万円だったのに、円高(120円→110円)しただけで
払い出し時には27万5千円になっちゃう(ここから手数料も引かれるから更に減る)ことになる。
元本だけでも
300,000 - 275,000で、2万5千円も損した計算になる