min117の日記

初期desireもち。趣味Mac,メインFedora,仕事xp。

macOS Mojave 複数のmp4動画ファイルをISOにしてBD-Rに焼く を全部コマンドでやる(brew install cdrtools → mkisofs -l -J -o a.iso . )→ 成功

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大量の動画ファイルをブルーレイ(BD-R)に焼く。

・外出先から遠隔でやりたい

・全部コマンドでやりたい(ファイル選択からISO作成+書き込みまで)

 

 LinuxだとmkisofsコマンドファイルからISOを作成できるようだ。

mkisofs

blog.torigoya.net

 

これのMac版を探す。cdrtoolsというのがそれらしい。

cdrtools

qiita.com

 

さっそくMacで試す。出張先なのでWindows10のTeraTermからMacSSHログインして作業する。

 

Homebrewでインストールできるか確認。

$ brew search cdrtools 

f:id:min117:20190908044033p:plain

Formula(パッケージあり)と出た。

 

$ brew install cdrtools

f:id:min117:20190908044036p:plain

エラーになった。「The following directories are not writable by your user: /usr/local/share/man/man5」とある。

 

sudoでインストールできるかテスト。

# sudo brew install cdrtools

f:id:min117:20190908044039p:plain

エラーになる「危険だからbrewはsudoで使っちゃダメよ」的な。

 

ネットの情報を探ると、man5の所有者をMacのユーザー(whoamiコマンドで出てくるユーザー)に変えればいいみたい。

$ ls -shal /usr/local/share/man | grep man5

$ whoami

$ sudo chown -R $(whoami) /usr/local/share/man/man5/

$ ls -shal /usr/local/share/man | grep man5

f:id:min117:20190908045044p:plain

 

もう一度インストールする。

$ brew install cdrtools

f:id:min117:20190908045047p:plain

今度はbrew link しろとのエラーが出た。

 

$ brew link

$ brew link cdrtools

f:id:min117:20190908045050p:plain

またエラー。「/usr/local/sbin is not writable」と来た。しかし、/usr/local には sbinなんてフォルダはない。Linuxなら必ずあるがMacだとフォルダ構造は違うらしい。

 

このサイトで解決。

https://qiita.com/masa_36/items/a811c9335e2e985f6adc

/usr/localをchownで変更するなんて、かなり危険な気がしないでもないが…やる。

 

$ sudo chown -R $(whoami):admin /usr/local

f:id:min117:20190908045452p:plain

 

$ brew link cdrtools

f:id:min117:20190908045709p:plain

なんと最初からcdrtoolsはインストールされていたのか。まあいいや。

 

 

 

次に動画ファイルを用意する。BD-Rの1枚分(25GB)に収まるファイルは大体22GBなので、22GB分の動画ファイルが入ったフォルダ(to_burn/)を作る。

 

今いるフォルダにある動画のサイズを出すスクリプトは以前作った。$ vim ~/.bashrc して書いてある。

$ alias myawk_size_ALL='ls -l | egrep '\''.*mp4$|.*ts$'\'' | awk '\''{a+=$5;print $5,$9} END{print "-----\n" a; print "=====\n" a/1024/1024/1024,"GB"}'\'''

f:id:min117:20190908050540p:plain

 

これをfor文で回して3秒ごとに今いるフォルダの動画サイズ合計を表示する。前後でdfして全体サイズの変化も見る。

$ df && for i in `seq 1 100`; do echo "$i"; myawk_size_ALL; sleep 3; clear; done; df

f:id:min117:20190908060541p:plain

これで22GB分のファイルを用意できた。

 

これをmkisofsコマンドでISOイメージファイルにしていく。

f:id:min117:20190908050751p:plain

 

末尾のドットを忘れない
mkisofs -r -J -V "20190908_01" -o ../20190908_01.iso .

f:id:min117:20190908051502p:plain

 

ISO作成完了。約6分で22GBのデータ。

f:id:min117:20190908054222p:plain

f:id:min117:20190908054325p:plain

 

さすが24GBのメモリを積んだMacは仕事が速い。

min117.hatenablog.com

 

あとは、できたISOファイルをブルーレイ(BD-R)に焼けばいいだけ。

min117.hatenablog.com

これもコマンドでできるはずだけど後で。

 

追記

macOSではdrutilコマンドでブルーレイもDVDも焼けるはず。

min117.hatenablog.com


$ drutil

f:id:min117:20190909232651p:plain

 

空のブルーレイディスクを挿入して状態を見てみる。

$ drutil status

f:id:min117:20190909232632p:plain

 

$ drutil list

f:id:min117:20190909233025p:plain

 

$ drutil version

f:id:min117:20190909233155p:plain

 

$ drutil discinfo

f:id:min117:20190909232920p:plain

 

$ drutil getconfig

f:id:min117:20190910072926p:plain

 

news.mynavi.jp

 

f:id:min117:20190909233711p:plain

 

$ drutil burn -noverify target.iso

f:id:min117:20190909233941p:plain

焼き込み開始。

ドライブは光ってる。

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書き込み状況は流石にコマンドでは見れないか…いや、見えた

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すごい。さすがApple

 

焼いたときにverifyしないためには -noverify オプションをつけるらしい。

ss64.com

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※ ISOになっちゃえば焼くのは低スペックマシンでも十分なはずだから、RaspberryPi で焼けるかも今度試してみる。