以前メルカリで購入した SONY Xperia XO-01F。2012年末の機種でたった2,300円だったとはいえ、十分実用に耐える。SONY製品やっぱ良い。
前所有者から端末は初期化して送られてきていたので、自分のIDでChromeやらLINEやらを設定する。
せっかくだからnanacoモバイルもインストールしてみた。
これを使えば、nanacoカードを手元に持ってなくても、例えばポイントを電子マネー(nanaco)にチャージしたり残高照会したりが(スマホだけで)できるはず。
インストールしたnanacoを起動すると…
なんと、右上に見たこともないnanaco番号が表示された。どうやら前所有者のものらしい。
もう一度言うが、前所有者から端末は初期化して送られてきていた。それなのにおサイフケータイの情報だけは初期化されていない。つまりAndroid(OS)の初期化だけではおサイフケータイの情報(NFC情報)は消去されないということだ。
まあ、nanaco番号が人に渡ったからといって(パスワードが知られない限りは)何がされるわけでもないが、メルカリ等で売りに出す人は注意したほうがよさそう。
自分は今回は買った立場ではあるが、売られた側としても前所有者の情報が残っている状態が気持ち悪い。
これでは困る。自分のnanaco番号に変えたい。画面下のメニューをいじって、古いnanaco情報を消せないか試す。まずは「お取引確認」をしてみるが「0円」と表示されるだけで、ここでは消せないようだ。
「センターお預かり分確認」に行っても、パスワードを求められてしまう。
「会員サポート」から「会員情報変更/退会」しようとするが、やはりパスワード入力画面に阻まれた。
「機種変更」メニュー。ここもパスワードで断念。
やむを得ないのでnanacoコールセンターに電話してきいてみたところ、「おサイフケータイに残ってしまったnanaco番号はスマホ内部(のNFCチップ)に書き込まれてしまっているので初期化するにはショップ持ち込みで(手数料を払って)やるしかない」とのこと。
いやいや。nanacoアプリに「機種変更」メニューがあるじゃないか。これはつまり「機種変更」メニューで旧スマホのnanaco番号を新スマホに持っていけるということ。
裏をかえせばアプリによって旧スマホのnanaco情報を消せるということを意味しているはずだ。
アプリの動作としては
① 旧スマホ内NFCチップにあるnanaco情報をサーバに転送する
としているはずだから。
Androidアプリは既に何度か自作している。
データの抜き方もだいたい分かっている。
ネットワークでもいろいろできる知見は得た。
このへんを活かせばたぶん自作アプリでNFCの初期化はイケるじゃないかと思う。週末に試す。