楽天UN-LINIT2.0を検討した。結論から言えば契約する。既に2020/9/5に申し込みを済ませて到着待ち。
<楽天モバイル 検討した結果>
契約することにした。期待値が高い。
① 1年間無料。
② 解約が無料。
③ 使い放題なうえに最低速度制限が1Mps。
④ MVNOではなくMNOが増えるのは今しかない。
⑤ 今契約してしまえば月額2,980円から変わることはない(楽天が契約内容を一方的に変えることはできない)
⑥ 総合的にみてプラン2,980円は安い。
⑦ 楽天の決算を見ると投資に傾いている(会社が損してでも利用者獲得に走っている)
⑧ インフラ(次世代通信システム5G)はおそらくSDN(Software Designed Network)。
⑨ 仮に楽天が倒産してもどこかが引き継ぐのは間違いない(⑧のインフラはそれだけ高く売れるとみた)
今後の検討
・スマホ同時購入特典(20,000ポイント還元)を使うかは最後まで迷った → 使った(OPPO A5 2020を選択)。
・獲得した楽天ポイント20,000pt(期間限定)の使い道の検討
・購入したスマホを売りたい → メルカリで出品してみる
以下、検討の詳細。
① 1年間無料 ② 解約が無料 ③ 使い放題なうえに最低速度制限が1Mps
これは破格。①②よりも③がすごい。やっちゃってる感。MVNOではなくてMNOなのに2,980円で4G回線を使い放題なうえに最低速度制限1Mbpsもある(さらに通話量が無料)。これは他にはない。おそらくこれからも出てこない。
なぜか。
まず、MNOとは「docomo・au・ソフトバンク」の3社のこと。自社で回線を持っている。
これに対しMVNOと言われる格安携帯業者(例えばUQモバイルやYahooモバイルやLINEモバイル)は、自前では回線を持っておらず、MVOの3社から回線を借りているだけ。
で、今回の楽天はというとMNOである。「docomo・au・ソフトバンク」に続いて、4社目のMNO(自社回線のあるキャリア)になるわけだ。
④ MVNOではなくMNOが増えるのは今しかない
MNOになるには総務省から電波の割り当てが必要で、そう簡単にはOKが出ない。例えば、かつてソフトバンクは(プラチナバンドと呼ばれる)新たな周波数帯の割り当てを総務省からもらうのに、相当に手間取った。
周波数帯すら渋る文化の総務省が、今回新たに通信会社の立ち上げにまでOKを出したのは、政治的な事情がある。現在の政府と総務省は(消費税10%増税の負担感をごまかす目的で)携帯電話料金の値下げを各社に要求している。
「MNOが増えて競争が促進されれば携帯電話料金は値下がりする」「そうすれば消費増税の目くらましになる」という打算があって、楽天にMNO参入にOKを出したのだろう(要は政治的なパフォーマンスだ)。そんなことより消費税下げろよと思うが。
これはつまり、そういう政治的背景がある時期でなければ、MNO自体が増えるというタイミングは無いということ。「新たな携帯電話会社(MNO)」ができるという、10年に1度くらいしかこないタイミングなわけだ。
そんな背景で参入した楽天としては(MNOとしての)体制を整える必要がある。
端的には2点だ。
・顧客を一定数獲得すること
・ある程度(少なくともMVNOよりは)安定したインフラを提供すること
そうしないと総務省に対して示しがつかないから。
そのためにはまず自腹を切ってでも顧客を獲得する必要がある。他の競争相手と違ったお得なプランを打ち出さなければいけない。
競争相手である他のMNO(docomo・au・ソフトバンク)を見ると、5GBを超えようものなら月額6,150円+消費税10% もかかる。ここよりは当然安くしないといけない。
他のMVNO(UQモバイル)を見てみると、月額2,980円もだせば月に10GBまで使えるうえ超過しても1Mbpsでの通信を保証している。
楽天としてはコレと競争できるプランが必要になる。
つまり、楽天はMNOなのに価格ではMVNOと競争しないといけない。だからMNOなのにこんな破格のプランを出してきたわけだ。
品質について言うと、楽天の「自前」回線の範囲はまだ首都圏だけで、ほとんどの都道府県では他の回線(au回線)を借りている。だから現時点ではまだ品質はMVNO(UQモバイル)と同じでしかないが、楽天はMVO業者なので今後自社回線を各都道府県に広げていく。そうすると品質では(MVNOであるUQとは)確実に差がついてくるわけだ。
そうなったときに「MVOの回線を月2,980円の使い放題で使える」という契約は、確実に割安になる。
⑤ 今契約してしまえば月額2,980円から変わることはない
この契約を今しておけば、後から楽天が一方的に変えることはできない。だって「契約」なんだから。
契約(双務契約)の内容を、契約の一方(楽天)が他方(利用者)の同意なくして勝手に変えることはできない。民法の大原則だ。これはつまり、MVOである楽天と、格安な内容で契約できる絶好のタイミングが今(しかない)というわけだ。
これが仮にUQモバイルとの契約だと話が違ってくる。彼らは「月2,980円で10GB」と格安でお得な内容を今は謳っているが、自社回線のないMVNOなので、例えばいきなり「回線を(MNOから)借りるのヤーメタ。通信業から撤退しまーす(とみせかけます)」ができてしまう。
だから今後(例えば5Gでの高速化を名目に)UQが携帯電話料金を値上げしたいと思ったら、いったん会社を畳んで別の名前に会社を衣替えし、新たな(値上げした)携帯料金で再度利用者に契約させることができてしまう。契約内容は(民法の縛りで)一方的に変えられないけど、会社を畳む(と見せかけて別名で復活させる)ことで利用者の同意なく一方的に値上げできてしまう。回線を他から借りている身軽なMVNOだからこそ為せる技だ。
ところが楽天はこれができない。MNOだから。こちら(=利用者)が一旦「2,980円/使い放題/5GB/超過時も1Mbps保証」の契約をしてしまえば、こちらが契約を解約しない限り、その内容でサービス提供し続けなければいけない状態になっている。これを契約できるタイミングは今しかない。MNPが提供する4Gの使い放題回線(しかも1Mbps保証)を契約する絶好の機会なわけだ。
⑥ 総合的にみてプラン2,980円は安い
ちなみに3G回線は(まだケータイが二つ折りだった時代からあったが)、iPhone3Gの発売とともに2010年頃から整備されいまだに続いている。完全終了は2025年頃だろう。つまり、3Gという回線だけでも15年も続いたことになる。同じように4G回線も15年は続くだろう。
他方、携帯電話料金は今後どんどん上がっていく。ほどなく5Gが出てくる。月額3万円とかリアルにありえると思う。政府がどんなに「携帯電話料金を下げよ」と言ったって下がるワケがない。政治的なパフォーマンスで一時的に料金値下げを騒いでみても(それより消費税下げろよ)、これが続くことは絶対にない。
そんな中で、これから15年も続く4G回線(しかも1Mbps保証)を今契約してしまえば、今後どんなに携帯料金が上がろうが、月額2,980円で使い放題が保証されるということだ。いろいろと歴史が動くタイミングなわけで、契約には絶好の時期と判断した。
続く。
⑦ 楽天の決算を見ると投資に傾いている
⑧ インフラ(次世代通信システム5G)はおそらくSDN(Software Designed Network)
⑨ 仮に楽天が倒産してもどこかが引き継ぐのは間違いない
紹介コードを入力して契約すると2,000ポイント還元される(1コードにつき5名まで)。
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