min117の日記

初期desireもち。趣味Mac,メインFedora,仕事xp。

bitcoin bitFlyerの入出金画面から送金して自宅のRaspberryPi 3(ウォレットソフト Electrum)で受け取る

bitFlyerの「ビットコインをもらう」経由でいくつかサービスを利用していたら、わずかだがビットコインが貯まってきた。bitFlyerって通知が丁寧だし、資本も大きいところが入っているのでこのまま bitFlyer に預けていてもよいかなと思っていたら、こんなメールがきた。

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「キャンセル、返品等をされ承認が取消された場合、ビットコイン(円デポジットに交換している場合は当社が定める交換レートに基づき計算された相当額の円)の没収等の措置を取らせていただくことがあります。ご注意ください。」

 

いや。おかしいでしょ…これだけ広告をうっておいて「没収」は無いと思う。

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こちらは実際にその広告を通じてサービスを利用したのに、それが将来「没収」されるのでは、広告に偽りあり と言わざるをえない。しかもそんな一方的に取り上げられるものは、資産としての価値がない。

ということで、bitFlyerに預けるのはやめて自分の手元にある財布にビットコインを移すことにする。使うのは RaspberryPiお財布(ウォレット)ソフト「Electrum」。前回インストールしたもの。

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以前に一度送金テストをしているので、その履歴がどうなっているか見てみる。左の縦メニューから「お取引レポート」を選び「入出金」を開くと以前の取引が見れる。

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 「外部送金」履歴があり、このときの手数料は 0.0005 ビットコインだった。このときは1ビットコインが500,000円くらいだったから、手数料は250円くらい(かなり高い)。

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そのビットコインは昨日2017/11/3にまた高騰したようで、800,000円くらいになっている。ハードフォークが原因のようだ。

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※ 投機には全く興味がないが、「ブロックチェーンという(純粋に優れた)技術の舞台」における 知性 vs 亡者 の戦いという意味で、興味深く見ている。

 知性:ブロックチェーンの設計者(core)

 亡者:とにかく自分のカネを増やしたいだけのマイナー

<bitFlyerからelectrumへの送金手順>

bitFlyer画面の左メニューから「入出金」を選ぶ。画面上部の「BTCご送金」から、必要な情報を入力する。

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ラベル:送金につける目印(銀行の通帳明細に書くメモみたいなもの)

新しいビットコインアドレス:送金先のアドレス(electrumのアドレス)。コマンド electrum listaddresses で確認できる。

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送金数量:送金金額を入れる。手数料は 0.0004BTC とある。現在は1ビットコインは 800,000円まで高騰しているから、手数料だけで 320円にも値上げされていることになる(高すぎ)。

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入力したら暗証番号(4桁)を入れた上で「ビットコインを外部アドレスに送付する(取消不可)」を押して送金する。

二段階認証画面で確認させられる。このへんの安全さは bitFlyer の良いところではあると思う。

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送金されると bitFlyer から通知がくる。「当社での承認後、送付が反映されますので、お待ちくださいませ。」とある。そんなの、本来のビットコインではない。

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ただでさえマイニングプロセスに時間がかかる(優先度通常だし)のに、さらに bitFlyer社の社内承認プロセスの時間まで必要では、bitFlyer社のビットコインには即時決済性はのぞむべくも無いようだ。やはり外部ウォレットに逃して正解だと感じる。

あとは送金されたかを確認する。確認方法は2つ。

取引の状況をブロックチェーンエクスプローラで確認する

ブロックチェーンエクスプローラは、bitFlyer社が運営するものと、BLOCKCHAIN.info社が運営するものとがある。もちろん後者を利用する(bitFlyerがちゃんと送金したかはそうでない第三者のサイトで確認する)。

Bitcoin Block Explorer - Blockchain

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「サーチ」欄に electrum のアドレスを入れれば、取引状況を確認できる。トランザクションが発生しているのは確認できた。右下が「4 確認」となっており、これが「5 確認」「6 確認」…と増えていけば、マイニングが進んでいる。

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RaspberryPi のウォレット(electrum)でビットコインが増えたのを確認する

electrumでは、財布内の金額をコマンドで確認できる。jqにパイプすればいいみたい。

Command Line — Electrum 2.10 documentation

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$ electrum listunspent | jq 'map(.value)'

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for文にしてしばらく回しておき、入金されるかモニタする。確認時刻も一緒に出すようにする。

$ for i in `seq 1 100000`; do echo "$i"回目; electrum listunspent | jq 'map(.value)'; echo ------; echo 確認時刻; echo ------; date; sleep 10; clear; done

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しばらく待ってるけど全く入金されてこない。丸1日はかかりそう。やはりビットコインは、通貨としての価値は低いようだ。

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