bitFlyerの利用には本人確認が必要だが、実は2017年までは本人確認なしでビットコインの送金ができていたのだ。
2017年当時は1ビットコインは42万円程度だった。
今(2021年5月)では600万円近くになっている。
その差は558万円。つまり14倍。すっご。
で、その2017年当時はbitFlyerの特典で得たビットコインを
手元のCOLD Wallet(Electrum)に移して資産にしていたわけだが
これが2018年の10月に突然「送金には本人確認が必要」に変更されてしまい
外部送金手続きがストップされてしまった。
メールで苦情を言ったがナシのツブテ。ガン無視され続けること1年。
なんと、2019年になってやっと返金(というか返ビットコイン)された。
その履歴がこれ。
2018/10/27に依頼した外部送付(ビットフライヤーから外部のウォレットへの送金)がずっと無視され続け、ついに送金は実行されず、2019/9/5になって返金されたことがわかる。
つまりビットフライヤーの社内に顧客(俺)のビットコインが預けられたままになっていて、外部に送金したくてもできない。やるにしても1年かかる。それがbitFlyerだ。
まあ、このときは実験用にごく僅かな送金しかしてなかったから影響はないけど、顧客の手続き(トランザクション)を1年も放っておく会社なんて信頼がおけない。
そう思ってbitFlyerでの本人確認は意地でもやるまいと思っていた。
しかし、ここにきてビットフライヤーでしか取り扱わないものが出てきた。
これはあれだ。結論でいうとEtheriumの派生であって、現在はほとんど価値がない。どうやって貯まるかは触れない(将来性見越してあんま言いたくない)けど、Braveが関係するとだけ言っておこう。
マイニングスクリプトをカワスだけの技術と注意力を持つ人なら容易に触れられるはずだ。
そいで、こいつ(BAT)の気に入っているところはいくつかある。
まず、Etheriumの精神を受け継いでいる点。
つまり、スマートコントラクトの原理。ビットコインのカネ、カネ!という薄汚い精神性から距離を置いて、ブロックチェーンの本当の良いところを見つけるべくコントラクト機能を実装したのがイーサ。それに乗って(そのコントラクト機能を利用して)実装したのがBATであり、そのフロントエンドとしてのBraveである。そこがスゴく良い。
次に、アンチ広告の精神。
巨大になり過ぎたGiantTechつまりGoogleやFacebookへのアンチから生まれているところがスゴく良い。ゆえにBraveの広告排除機能は本当に徹底している。レンダリングがモノっ凄い速い。
これは「自分ら(Brave開発者ら)でマネタイズできる仕組みを(イーサ派生で)作ったから」できることだ。むしろ、巨大テックどもの広告を駆逐すればするほど自分らのマネタイズがうまくいくので、駆逐に強いインセンティブがある。結果として最強の広告ブロック機能が誕生したわけだ。
そんなわけで、Braveはかなり気に入った。開発者がJavaScriptの創始者だってとこもいい。無名関数とか空気を吸うように書いてるだろうから、悪質な広告も(マトリクスの赤いドレスの女みたいに)見た瞬間に分かるんではないか。ブロック機能を徹底できるわけだ。
さっそくと、自分のiPhoneもmacOSもメインブラウザにBraveを据えた。ここまではいい。しかし、こいつ経由で貯めたBATを貯蔵する手段がない。ついこないだ(2021年3月31日)まではPayPalが使えていたのに、PayPalは同日付けでBATから手を引いたらしい。代わりに食い込んできたのがbitFlyerというわけだ(2021年4月?からBraveのBATはbitFlyerに連携できるようになっている)。
PayPalは日本では全く有名ではないが、海外では有名すぎるほど有名な決済界のジャイアンだ(てか日本のような閉鎖島国の考え方を基準にしていると脳ミソおかしくなる。マトモな検査も感染対策もできてないのにGoToやオリンピックを強行するなんて、狂ってるとしか言いようないじゃん)。
で、そんな決済ジャイアンPayPalが手を引いたわけだから、BATはほとんど将来性のない無価値であることは間違いないんだけど、しかしそこにbitFlyerが入ってきた。カネの亡者らしいカンの働きだけど、そこは流石と言えるかもしれない。Brave創始者の精神を良しと感じるカンの鋭いのが中にいるってことだ。
ここまで調べて眺めて、結果、BATには貯める価値あり と判断した。そのタメ先としてbitFlyerが必要で、そのためには本人確認がいる。bitFlyerを信頼したわけではないが、BATに目をつけたところは良しとして、確認を進めるとしよう。
※2018年時点では本人確認は書類の送付が必要だったが、今は確認書類をUPLOADする(電子的な手法)で可能なようだ。
※今後BATの生くさいお金の話も出るかもしれないが、それはこのブログじゃなくて、専用の別ブログ立ててそこに持っていくことにする。レンタル鯖借りなきゃな。どこにしよ。