前回登録した bitFlyer の「U-NEXT加入特典」について bitFlyer社から「1,000円分の bitcoin 特典(成果)が広告主により承認されたので、ビットコインを送付しました」との連絡が来た。
さっそくbitFlyerの管理画面を見てみる。
昨日まではこうだった。
今日はこうなっている。ステータスが「送付済」に代わり、ビットコインが(bitFlyer管理画面の)取引レポートに反映された。
一見すると、bitFlyer社から、特典として 1,000円分のビットコインが付与されたかのように見える。
しかし、まだ安心はできない。これが本当にビットコインなら、取引のトランザクションが発生し、それがブロックチェーン(内のデータベース)に反映され、私がビットコインをゲットできたことが万人から参照できるデータとして承認された(マイニングされた)はずだ。
① 流通に参加する全員が(取引の)履歴を共有し ←P2Pで
② 履歴に間違いがないことを競争によって検証し
③ その(検証競争の)勝者はそれによってビットコインを得る(マイニング)し、
④ その(検証競争の)結果 即ち「正しい取引履歴」を全員が共有する(承認された取引履歴=トランザクション がブロックチェーンに連なっていく)
ことによって、管理者(中央バンク)不在で自動に正しい取引が維持されていく仕組みなのだから。
なので、今回bitFlyer社から私にビットコインが付与されたとすれば、その履歴は「誰でも見られる Bitcoin のデータ(ブロックチェーン)」に反映されてなければおかしい。
それを確認するために、bitFlyer社のサービスからは離れて「第三者によって公開されたブロックチェーン」において、反映されたかをチェックする。
現時点のブロックチェーンは、以下のサイトで確認できる。
Bitcoin Block Explorer - Blockchain
画面中央にサーチ窓があり、ここにビットコインの自分のアドレス(=自分の公開鍵=自分のアカウント)を入力すれば、取引(トランザクション)が確認できる。
もし本当にビットコインが付与されたなら、ここにトランザクションが記録されているはずだ。さっそく検索してみる。
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検索に使う文字列、つまり「自分のビットコインのアドレス(=自分の公開鍵=自分のアカウント)」は bitFlyerの「設定」→「bitFlyerアカウントご登録内容」の画面で確認できる。
※ 付与されたアドレス(公開鍵)はアタマが3で始まっていた。これは multisig(マルチシグ)というセキュリティの高いアドレスであることを意味する。
このアドレスを、上記の検索窓に入力してみる。
Bitcoin Block Explorer - Blockchain
Search ボタンを押して、検索してみると…
なんと、トランザクションが存在していない。「このアドレスではまだ取引がされていません。おそらく、ネットワーク上でまだ使用されていません」というエラーになってしまった。
ここから分かるのは、bitFlyer社は「ビットコインを付与した」と言いながら、それは bitFlyerのサービス画面(の明細)の中でそう見えるだけであって、ビットコインの仕組みのうえで(ビットコインという財が)私に支払われたわけではないということだ。
端的に言えば、付与すると言いながら(それによって広告主=USENへの契約を誘導しておきながら)実際は特典のビットコインが全く支払われていない、ということを意味する。ビットコインは依然として bitFlyer(が運営する財布=ウォレット)の中にあり、私には一切の財が移動していない。
これでは「ビットコインの」付与 とは言えないのではないか?bitFlyerのサポートに連絡して聞いてみた
(次回に続く)。
※ なお、bitcoinのくわしい仕組みはこのサイトが分かりやすい。