Amazonで購入したUSB WiFIトングルのドライバをfedora30にインストールする。
製品はコレ。
チップセットはRTL8822BU。
まずは結論から。以下のドライバでうまくいった。
$ git clone https://github.com/RinCat/RTL88x2BU-Linux-Driver.git
$ cd RTL88x2BU-Linux-Driver/
$ make
注意メッセージは出るものの、makeが進んでいる。
うまくいった?ようだ。
$ sudo make install
$ sudo modprobe 88x2bu
$ lsmod | grep 88x2bu
$ sudo ifconfig wlp0s18f2u3 up
あとはサーバをリブートすると…
$ sudo reboot
再起動後ランプがついた!
まずはスピードテスト。
$ sudo yum -y install speedtest-cli
$ speedtest-cli
はっや。以前は最高でも10Mbit/sくらいだったのが9倍以上になっている。
各種コマンドで通信状況を確認。
$ sudo -s
# nmcli device wifi list
RATEが一つだけ540M bit/s になっているのが今回入れた5GHzのWiFiトングル。
RATEが270M bit/sなのは旧来の2.4GHzのアクセスポイントの電波。
今回のがいかに速いかよく分かる。
$ dmesg | grep rtl
rtl88x2bu…今回インストールしたUSBトングル(5GHz)。下の写真左。
rtl8192cu…以前から使っている小型で白色のUSB(2.4GHz)。下の写真右。
$ ifconfig
wlp0s18f2u3…今回インストールしたUSBトングル(5GHz)。上の写真左。
wlp0s18f2u4…以前から使っている小型で白色のUSB(2.4GHz)。上の写真右。
$ iwconfig
Bit Rateが以前のもの(72.2Mb/s)から今回の(867Mb/s)にアップしたのが分かる。爆速になった。
$ sudo yum -y install lshw
$ sudo lshw -c network
IEEE802.11も以前のもの(802.11n)から今回の(802.11ac)にアップしたのが分かる。ドライバも表示される。
$ lsusb
$ sudo yum -y install iftop
$ sudo iftop -i wlp0s18f2u3
iftopの速度のメモリの単位が5GHzと2.4GHzとで全然違う。
$ sudo iftop -i wlp0s18f2u4
$ sudo yum -y install bmon
$ sudo bmon
$ sudo yum -y install iptraf
$ sudo iptraf-ng
速い。速すぎる。
以下、成功するまでのメモ。
最初は付属のCDにあるLINUXドライバを試した。
$ ls
$ cd LINUX
$ unar rtl88x2BU_WiFi_linux_v5.3.1_27678.20180430_COEX20180427-5959.zip
$ ls
./install.sh してみたが
エラーでコケてダメだった。
$ cd driver/
$ ls
ファイルの中に rtl8822b.mk というのがある。これでチップセットはrtl8822bらしいことが分かった。
あとは「rtl8822b linux」でググるといろいろ出てくる。 最終的には
の記事で正しく動いたが
他にも参考にしたのは下記。
今回試したのはfedoraだから、CentOSでもまず問題なく動くだろうと思う。で、CentOSで苦労している人はいないかな?とネットを漁ったら、居た。
「1週間マルマル完全に無駄にしちまったぜ!(wasted a whole week...)」「CentOS7.4でUSB wifi adapter使うなんて無駄!(bother trying to run a USB wifi adapter under Centos 7.4)」なんて言ってる。そんなことないよーって教えてあげたい。
めっちゃ速くなってホント嬉しい。快適すぎる。