自宅のLinuxサーバはHP Proliant N54L。fedora30を搭載し無線LANで運用している。
しばらくは小型の無線LAN子機(2.6GHz帯)を挿して使ってきたのだが
速度が遅くて我慢の限界が来た。5GHz帯のUSBトングルを買うことにする。
選んだのはコレ。Amazonで1,800円で売っていた。
ブランドはCaranteeとのこと。聞いたこともない。
しかし5GHzとなると理論値867Mbpsも出るわけで
今(2.4GHz)の倍以上になる。欲しい。
Linuxと互換性があると謳っているのも良い。
ところどころ日本語が怪しい感じもするが、まあ1,800円だし。ダメならWindowsのノートとかで使えばいいやと思い。ポチる。
IEEE802.11はac/a/b/g/n対応。ac。これが欲しい。
USB3.0対応だし、高増幅アンテナ(ホントか?)にも期待できそう。
Amazonの評価は(サクラも多いので)話半分で見るけど一応参考にはする。
基地局(無線LANルータのことだろう)から道路一本は挟んだ離れで使えているとの記述あり。日本語も自然なので、サクラじゃない本当の感想だろう。
「ドアを閉めていても」「1Fと2Fに置いても」快適にネットができるとある。
これは本当に期待できそうだ。
しかし、肝心なところを見落としていた。Linux対応ではあるがサポートするkernelバージョンが2.6.18から4.5までだったのだ。
自宅サーバのkernelバージョンは5.2。
買ってから気づいた。しまった。動かないかも。
しかしまあチップセットが汎用的なものならgithubとかでドライバを探せばmakeできるかもしれない。
どこのチップセットかな?記述を探してみるが、Amazonには無い。
来てから調べるしかないか。
注文の翌日に到着。早すぎでしょコレ。
なんか箱ひしゃげてるし。近くの倉庫に眠ってたのか?
Made in China。
開封。中身はキレイ。サイズ感はこんな感じ。
マニュアルは各国対応。日本語もある。
デスクトップPC正面にあるUSBは電源供給が不安定だから使うな、との注意。
これは良い指摘。これは(デスクトップPCに限らず)サーバも同じで、仕事でも前面USB使って痛い目にあったことがある。なかなか良いメーカーなのかも。
いざサーバに装着。
しかしやはり動かない。lsusbには居るのにifconfigは認識しない。ドライバが必要だ。
付属のドライバCDからチップセットメーカーの記述を探す。
Realtekと言えば安定の台湾メーカー。これならkernelバージョン5.2対応のドライバもgithubとかに転がってるだろう。
ちなみに映りこんでるキーボードは台湾で買ったやつ。900円くらいだったかな。
台湾楽しかったなぁ。コロナ終わったらまた行ってやる。
次回はドライバを探してmake installし使えるようにする。
$ git clone https://github.com/RinCat/RTL88x2BU-Linux-Driver.git
カーネルヘッダが必要になるが、以前別の機会(recpt1+softcasな環境を作るとき)にkernel headerはダウンロード済みだから、そのまま使えるはず。
次回に続く。