min117の日記

初期desireもち。趣味Mac,メインFedora,仕事xp。

労働の二重性「一般的抽象的労働=交換価値=カネ=量」「有用労働=使用価値=モノ=質」


 

気になったところメモ

f:id:min117:20211115020827p:plain

 

労働の二重性

 

カネになる=交換価値生み出す労働

一般的抽象的労働

 

役立つもの=使用価値生み出す労働

有用労働

 

f:id:min117:20211114130859j:plain

 

カネになる=交換価値生み出す労働=一般的抽象的労働=量(時間)測る

役立つもの=使用価値生み出す労働=有用労働=質で測る

f:id:min117:20211114130902j:plain

f:id:min117:20211114130906j:plain

f:id:min117:20211114131928j:plain

 


 

交換しても1万円のものは1万円のまま。

 

交換によって価値は増えない

交換=流通によって価値は増えない

 

しかし

交換=流通によって価値が増えなければならない

 

交換=流通によって価値が増える=剰余価値が発生しなければならない

f:id:min117:20211114133036j:plain

 

そうでなければ「資本」と言えない。

資本とは流通によって価値が増える(という運動のこと」だから。

 

f:id:min117:20211114133222j:plain

 

交換だけでは価値は増えないのに、しかし

交換の場で、価値を増やさなければならない

 

この矛盾。

ここがロドスだ。

f:id:min117:20211114133046j:plain

f:id:min117:20211115001407p:plain

 

この矛盾を解決するのが「労働力」という商品

 

それを使うとその交換価値が増大するという特殊な役立ちかた(使用価値)をもつ特殊なモノ=特殊な商品である

 

f:id:min117:20211114133049j:plain

 

それ(労働力)を使う(=労働する)と、その(労働力の)交換価値(つまり売り値)が増大するという、特殊な役立ちかた(使用価値)をもつ、特殊なモノ=特殊な商品が労働力である

 

交換するだけで剰余価値を生み出す特殊な性質を持った商品

それこそが労働力である

 

その労働力こそ価値の源泉であり、資本蓄積の本源である。

 

歌い踊る労働のなかで、どこか毎日疑問を感じながら、しかしその原因は分からず、それでもしっかりと価値を生み出し続けさせられる人々。

www.youtube.com

 

人間労働から搾取してきた人間(秋元やパソナ竹中)は、おそらく、実は誰よりも資本論を読んでいるだろう。

最悪の形で、資本論を読み、実践している。

 


 

価値増殖過程

 

価値増殖(という手品)がどうやってなされるか

 

綿花から

f:id:min117:20211115010926p:plain


糸を作る、

f:id:min117:20211115011020p:plain

と言う労働を想像してみる。

 

from 綿花 to 糸 だ。

f:id:min117:20211115010435j:plain

 

① 最終製品である糸要素となったもの、つまり原料となる綿花自体の性=利用価値=使用価値(フワフワしているけど、ヨリ合わせてツムぐと、糸を作り出すことができるという性質)は、最終製品である糸の中に含まれている。

 

さらに

糸を作り出すため原料(綿花)に対してされた労働(=ヨリ合わせたりツムいだりといった加工に使った時間)も糸の(交換)価値に含まれている。

 

つまり、完成品である糸の中に

 ①綿花の使用価値

 ②綿花を加工する労働の交換価値(値段)

が含まれている。

f:id:min117:20211115010439j:plain

 

綿花から糸を作るために働いた給料は、日給1万円だったとしよう。

それは、その働き(=労働力の実現=労働)の価値だ。

 

 

労働力の価値と、労働が作り出したもの(糸)価値は違う。

 

労働力の交換価値(労働できる能力がいくらで売れるか

労働力の使用価値(労働できる能力)を発揮した結果(=労働)が作り出したもの(糸)の交換価値は違う。

 

その差が資本家(=雇い主、例えば社長)の利益だ。

f:id:min117:20211115010443j:plain

 

6時間働かせれば、従業員は明日も生きていける。

6時間分の給与で、食う寝る遊ぶの最低限はできるからだ。

しかしそこで

12時間を働かせる。

 


 

6時間働かせれば、従業員(=労働力という商品の提供主)は明日も生きていける。

だから払うのは6時間分だけだ。

 そういう雇用契約だから。

 労働力の売主(従業員)はその契約で買主(=飼い主=社長)と合意したのだから。

6時間分の給与で、食う寝る遊ぶの最低限はできる(=労働力の再生産ができる)からだ。

 

しかしそこで

12時間を働かせる。

 


 

労働力の交換価値(=労働力の再生産ができるための最低限の支払い)

つまり6時間(に対して支払われる給料)

労働過程によって作り出される商品の交換価値

つまり12時間(で作られた商品の交換価値=売れる値段)

違う。

 


ここで価値は増える。貨幣は資本に転化する。蓄積の元になる。

 

労働力という商品は、それ自身が持っている価値よりも大きな価値(を作り出すミナモトつまり)源泉だ、という特殊な性質(使用価値)を持つ。

f:id:min117:20211115010713j:plain

 

だから、交換するだけで価値が増える

そんな手品のようなことが実際に起きる

 

労働力は、それを売れば、売るだけで、その流通によって価値が増える

f:id:min117:20211115010449j:plain

f:id:min117:20211115010452j:plain

f:id:min117:20211115010455j:plain

"商品の死んだ対象性生きた労働力を合体することによって、

 価値(すなわちすでに対象化された過去の死んだ労働)を、

 資本(すなわち自分自身を増殖する価値)に

転化する"

 

"活気づけられた怪物(=資本)に転化する"

f:id:min117:20211115010459j:plain

 

 

労働の二面的性格がもたらすもの。

f:id:min117:20211114130925j:plain

f:id:min117:20211114130928j:plain

f:id:min117:20211114130933j:plain

f:id:min117:20211114130936j:plain