6TBのHDDの取り付けが完了した。
次はパーティションテーブルを作成する。
<サーバOS換装>
既存環境:fedora20(2015年6月構築)HDD 512GB
新規環境:fedora30(2019年8月構築)HDD 6TB
この6TBにGPTのパーティションテーブルを作成したうえで、ext4とNTFSでフォーマットしていく。
こんな形にしたい。
しかしここで問題が。
なんとMicroServer N54LのマザーボードではBIOSでの起動のみ対応でUEFIには非対応だった。
BIOSで起動
→MBR(上限2TBまで認識)を読む+OS起動
→GPT読めない
UEFIで起動
→MBRも読めるが
→GPT(上限64ZBまで認識)を読む+OS起動
なので、N54LのBIOSがMBRを読んで起動する以上は、起動ディスクとして使えるHDDの上限は2TBまでなんじゃないか?
その点、この記事がとても分かりやすい。
しかしこの記事はだいぶ古い。2009年、つまり今(2019年)から10年も前の記事だ。
10年の間にBIOS起動でもGPT形式を認識できるように進化してたりしないのか?
Wikipediaを調べてみると、UNIX/Unix系のOSならBIOS経由でもGPTを認識し起動できるとある。
「BIOS GPT」でググる。それっぽい記事がある。
BIOS起動で読まれるMBR部分にgrub2をインストールすれば、grub2がGPTを読み取って(6TBの)HDD全体を認識してくれる?らしい。
こんなイメージだろう。
手順は複雑そうだが、試す価値はある。
現時点のディスクの状態
$ sudo -s
# parted -l
既存のfedora20環境を壊さないように慎重にやる必要がある。
と、ここまで散々GPTについて調べてきたけどふと。マザーボードがBIOSにしか対応していないなら起動ディスクのほうを2TB以内のHDD使えばいいんじゃないか?と思い立った。
そういえば以前買って(人にあげるために)とってあった2TBがあったんだった。
技術的には「6TBで起動ディスク作成」「GPTパーティションにgrub2インストール」はとても興味あるけど、あとからデュアルブートにしたり、データ復旧しやすいことを考えると「BIOSにはMBR、2TB以内のHDDを起動ディスクにする」の王道にしたがったほうが後々よさそうな気がする。
次回はこの2TBをサーバに装着してfedora30をインストールすることにする。
参考)